ストレングスファインダー|英語から直接訳すと、もっと理解が深まる資質を5つ選んでみた。

ストレングスファインダーの勉強会に行ってきました。

ストレングスファインダー®は、アメリカの世論調査と組織コンサルティングのギャラップ社が「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考え方に基づき開発したツールです。Webサイト上で177個の質問に答えていくことで、自分の強みを知ることができます。

 

ストレングスファインダーⓇについて | ストレングス・ラボ

ストレングスファインダーでは、人がもつ様々な能力を34種類の才能分野=資質に分けて表現します。177個の質問に答えることで、自分が強みとして日常的に使っている5つの思考・反応パターンが分かります。

私のトップ5は、「未来志向」「学習欲」「目標思考」「収集心」「慎重さ」です。

この短い言葉で表現された資質とは、どういったものなのか、解説書を読むだけではもう一つピンと来ないのですが、勉強会に参加することで以前よりハッキリとイメージする事が出来ました。

勉強会では、34個の資質の一覧表が配られたのですが、そこに書いてあった英語の資質名に興味をひかれました。日本語で書かれた資質とは少し違うニュアンスを感じる言葉もあります。

今日は、英語から直訳したら資質をもっと理解できそうな資質について書いてみようと思います。

引用は全てアルクの英和辞書を使っています。

英語学習・TOEIC対策・英辞郎 on the WEB | アルク

Consistency 公平性

実行力の資質「公平性」はConsistencyと書かれています。

consistency【名】

  1. 〔人の思考や行動などの〕一貫性、不変性、矛盾がないこと
  2. 〔物事や要素の間の〕一致、調和、整合性
  3. 〔物質の〕堅さ、稠度、濃度
  4. 《数学》〔公理系の〕無矛盾性◆真かつ偽である命題を構成できないこと

「公平性」は人を等しく扱いたいという公正な人をイメージしますが、Consistencyは「一貫性、不変性、矛盾がないこと」として訳されています。英語からイメージすると、矛盾がなく一貫したことを大切にする性質を持った人だから、人に大して公平であろうとするんだなと分かります。

今回の勉強会で同じグループに公平性を持った方がいましたが、職場におみやげを買って帰る時など、万が一おみやげが人数より少ない時は、おみやげを配ること自体を止めるそうです。おみやげをもらえる人ともらえない人が出てはいけないんだそうです。

Significance 自我

影響力の資質、Significanceは「自我」と訳されています。自我というとegoという英語が浮かんでしまいますが、辞書で見るとこんな感じです。

significance【名】

  1. 意味、重要性、意義、重大さ、深刻さ
  2. 《統計》有意性

つまりは、自分を際立ったものとして大切に思う、周りにもそのように扱って欲しいという気持ちだという事が分かります。signは「印をつける」という意味でもあるので、目立たせたものというニュアンスが感じられます。資質の説明にも同じように書かれていますが、さらに納得。

Woo 社交性

Woo?なんだろうそれ?と思ったのが英語表記に注意がいったキッカケだったのですが、社交性=sociabilityではなかったのです。

wooは自動詞、他動詞ともにあったのですが、とりあえず自動詞のみ。

woo【自動詞】

  1. 〈古〉〔男性が〕求婚する、求愛する
  2. 求める、得ようとする

ストレングスファインダーで言うところの「社交性」とは社会性というよりは、人を魅了したいというモチベーションがそもそもあって、その結果として新しい人でもすぐ打ち解けて、広く人とつながりを持つのが得意という強みになるという事がよく分かります。勉強会で説明された「孔雀が羽を広げるような、素敵でしょ、見て見て、という気持ち」という「社交性」の描写がよく分かります。

Connectedness 運命思考

運命という日本語から、英語に戻すのはちょっと難しい Connectedness 「運命思考」です。

connectedness【名】

    連結性、つながり
    運命というよりは、むしろ大きなスケールで物事の繋がりが見える人と認識した方が分かりやすい気がしました。
    勉強会で聞いたのは、「古い油を、もし台所から下水にそのまま流したとしたら、自分の目の前からなくなってキレイになったと思うのがその他の人。それが川を流れ海に行き、汚された水を飲むのが自分だと瞬時に想像できるのが「運命思考」の人だそうです。
    偶然はない、身の回りに起こることには全て意味がある、と考えるのは「つながり」を感じるからだと分かると理解しやすかったです。

Context 原点思考

「原点思考」はどんな資質なのか、もうひとつクリアではなかったのですが、contextと聞いて納得しました。

context【名】

  1. 文脈、〔文中の言葉の〕前後関係
  2. 〔事件などの〕事情、背景

contextとは、文脈、背景を表します。原点思考の説明には「過去について考えることを好む」とあるので、歴史好き?と思っていたのですが、人を理解する時に、その人の背景まで含めて理解したいという傾向があるのだと、「文脈」という言葉が出てきて納得しました。

言葉も置かれる文脈によって意味が変わるように、周りの人を理解するとき「どのような生い立ちで、どのような両親に育てられ・・・」という過去の歴史、物語があって、今の人格や考え方を持つのだと分かりたい、それを知ってはじめて「相手の人間性を理解した」と思える、そんな思考を持ったのが「原点思考」なんですね。私としては「背景・文脈思考」と日本語訳してもらった方が分かりやすいかも。

まとめ

ストレングスファインダーの勉強会ははじめて行きましたが、自分と人との違いがストンと分かって、世界の見え方が変わった気がします。

また「弱みを補う」のではなく、それぞれの「長所」を伸ばしていこうという考え方も共感できます。みんなパーフェクトではないし、違うからこそいい、という考え方はずっと私の根っこのところにある気がします。

関連記事

 

 

英語関連の人気ブログ

「英語とインスタ」まとめ

札幌(石狩)近郊の野菜直売所

札幌からドライブで1時間前後で行ける新鮮野菜が買える場所のまとめです。

この記事を書いた人

アバター画像

ニコ

札幌、またはオンラインで英語教室をしています。このブログは、ことば、暮らし、読み書きについて書いています。楽しく書いていきたいです。

こちらも注目されています。

広告