大人にこそ知ってほしいフォニックス。指導者研修に行ってきました。

フォニックスという英語の発音と文字パターンを使った読み方の指導者講習に参加してきました。ある程度知っている分野なのですが、それでも新しい学びや気づきがたくさんありました。特に幼児に英語の正しい発音を指導する手法はかなり勉強になりました。

集中できる時間が短く、体を通して理解していく子どもには分かりやすい指導というのが非常に大切です。その中には大人に対する指導のヒントもたくさんありました。特にフォニックスは発音との関わりが大きく、口周りの筋肉=身体感覚を使った理解が欠かせません。大人は頭で分かった時点で理解したと思いがちですが、発音に関しては口周りの動かし方なので、頭ではなく身体で覚えることが大切です。

大人こそフォニックスをやったら、楽になる

欧米でもフォニックスを使った教え方が広まったのは1980年代後半からですので、日本人の大人でフォニックスを習った人は非常に少ないのですが、大人こそフォニックスを知ってほしいと常々思います。その割には、大人向けのフォニックスの本や情報は少なく、内容も「これだ!」と思う物に出会ったことがありません。片手間でやるような物に思われているのかもしれませんが、非常にもったいないと思います。

大体フォニックスルールで読める単語は7割くらいで後は例外として覚えるしかないのですが、カタカナで音を覚えたり雰囲気であてずっぽうに読むより遥かに英語を読むのが楽になります。私もフォニックスを知っていることで初見の単語を読むのが圧倒的に楽になりましたし、発音もずいぶんきれいになりました。フォニックスと発音は切っても切れない間柄なので、自然と正しい英語音の理解も進みます。

文字と音の関係を分かることは英語を勉強するうえで、とても近道なのに、なぜ成人の学習者にフォニックスが普及しないのか不思議です。

 

まずはアルファベットには二通りの読み方がある事から

今回来ていたのは「英語の先生」ばかりなのですが、それでもフォニックスの基本、アルファベットに2通りの読み方がある事すら知らない方もいて、まだまだフォニックスは知られていないのだなあと思いました。

少しフォニックスが分かって、その先に習う二文字で別の音を表す組み合わせ(photoのph)や、ar、ir等、rのついた母音あたりまで分かってくると面白いと思うのですが、まず頻出11文字(p,b,t,d,c,gとa,e,i,u,o)の2通りの読み方を試してみると、なるほどフォニックスって便利だなと実感できると思います。

 

 

 

 

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