ニセコの野菜直売所で見たことのないキノコに出くわしました。色も毒々しいのですが、近くにある札には「天然ポルチーニ」と書いてあります。直売所にあるなら毒キノコの心配もなさそうだしと、好奇心に勝てず買ってしまいました。
家に戻ってよく見てみると、値札には「タマゴタケ」と書いてある!あれれ?本当にこれは日本版ポルチーニ?調べてみると、日本のポルチーニはヤマドリダケの事を指すようです。(画像はキノコ図鑑さんからお借りしています)
ヤマドリダケもちょっと気になりますが、このタマゴタケも中々に美味しいらしい。どんな味、食感か楽しみです。
タマゴタケって、美味しいらしい!
この「タマゴタケ」、優秀な食用キノコです。
バターと相性が良く、炒めものやオムレツに入れるとおいしいのだとか。この写真を撮ったホクト研究員さんは、バター、塩コショウ炒めで食べたそうです。少し特徴的な香り(カマンベールチーズの表面の菌の香り?)があるそうですが、「歯ごたえがシャリシャリしていてとってもおいしかった!」とのこと。
炊き込みご飯を作ってみます。
タマゴタケは最初に地上に出てきた時に白い卵のような外皮に包まれています。ちょっと覗いた本当のキノコ部分も黄色くてコロンとしていて卵の黄身みたいです。この外側は食べられないそうなので、外してペーパータオルで傘の汚れを軽く拭き取ります。
本当は2合で100グラムほど入れると美味しいらしいのですが、他の食べ方もしたいので買った三分の二くらい入れました。30グラムほどだったけど、味がちゃんと出るのか心配・・・。レシピでは出汁など入れないのですが、心許ないので出汁も追加。普通の炊き込みご飯くらいの味付けです。
出来上がり!いい香りです。確かに美味しいのですが、やっぱり量が少なかった・・・。独特の香り(といっても強すぎない)と、キノコらしい味がします。が、量が足りなかったのでパンチが足りない感じがします。
もっと沢山タマゴタケが手に入ったら再挑戦してみます。
バター炒めが秀逸。
残った三分の一をバター炒めにしたのですが、これが大当たり!コクも香りも申し分なしです。香ばしくて、うま味がしっかりついています。もっと沢山バター炒めにしたら良かったと後悔しました。
他の場所でタマゴタケを見た記憶がないので、出会うのも大変そうですが、また見つけたら多めに買ってしまいそう。うーん、次はパスタにしてみたいです。