先日、英語の絵本を読んでいたら、Swirl と Twirl と Whirl という3つの回す、または回るという動詞が同じページに同時に出てきて、一体何が違うんだろう?と疑問に思いました。
私は母語が日本語なので、どうしても英語の細かいニュアンスを取るのは難しいと感じます。その辺りは人生の中でどれくらい英語を使って様々なシチュエーションを経験してるかに関わっているので、日本で大部分の人生を暮らしている自分には仕方がないことだと割り切っています。
細かなニュアンスがわからない時はネイティブが答えていることや、英語の画像検索をしたり、その単語が入った文章を読んだりして細かなイメージを自分の頭の中に作っていきます。
同じ事は実は私達は日本語の中でもやっていて、周りの人と言葉をキャッチボールしながら新しく知った言葉のイメージを作り上げているのだと思います。最近だと「忖度」はみんな知らなかった言葉で、ニュースや会話の中で使われている文脈から意味を理解する→自分でも使えるようになる、となっていきましたよね。
そう考えると、日本語も英語も大差なく、英語の苦手意識も和らぐんじゃないかなぁなんて、思っています。
swirl
辞書では渦巻く【自動詞】、回転させる【他動詞】という意味ですが、ネイテイブが持っているイメージは「渦巻き」的なもので、画像検索すると渦巻きアイスなんかが出てきます。
twirl
くるくる回る【自動詞】、何かをくるくる回したり、振り回すという意味になっています。くるくる回るイメージで、指輪を指の周りでくるくる回してみたり、髪をねじってもてあそんだり、チアリーディングでバトンを回したり・・・というイメージを持っているようです。速く軽やかに継続的に回るニュアンスがのっています。
whirl
グルグル回る、急に向きを変える、疾走する、フラフラ(めまいが)する【自動詞】、グルグル回す、疾走させる【他動詞】といった意味で辞書には出ていますが、これは何かを継続的に回していることを連想するようです。素早い動きや目眩がするようなクルクルとした速い動きも思い起こさせるみたいですね。ちょっとイメージ通りの写真が見つかりませんでしたが、洗濯機の中で衣類なんかがグルグル回っている感じです。
ネイティブはこんな風に答えています。
HiNativeというサイトでは、ネイティブに直接意味を尋ねることができます。
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