先日、野菜を買いに行くと、「はったんきょ」なる果物が売っていました。
「はったんきょ?何?」珍しい食べ物には目がない私。これはもう買うしかないでしょう。見かけはスモモみたいですが、どんな味か楽しみです。
巴旦杏について調べる。
家に帰って、まず一つを味見。ちょっと酸っぱい目のスモモみたいな味がします。で、色々と調べてみると結局はスモモだったみたいです。じゃあ、巴旦杏ってどうして言うんだろうと興味が湧いて調べてみました。
はたん きょう -きやう【巴旦杏】
①スモモの一品種。果実は大きい。熟すと赤い表皮に白粉を帯びて,甘い。食用。 [季] 夏。
②アーモンドの別名。
辞書で調べると、大体似たような意味が出てきます。
アーモンドってスモモなの?とか、ちょっと混乱しそうになったので整理してみます。
巴旦杏はスモモの別の呼び方、でも、あえて特定するならトガリスモモ。
巴旦杏は地方の方言としても使われており、地方によってはスモモの事を巴旦杏と言うようです。なので、「はったんきょ」とか「ばたんきょ」、「はったんきょ」、「ばたんきょう」など少しづつ違う呼び名があります。
その中で、あえて巴旦杏って何?と特定するなら、辞書や詳しいサイトでは「とがりすもも」という、あまり流通していない種類のスモモが挙がってきます。緑色の小ぶりな先の尖ったスモモです。私が買ったスモモではないようです。
とがりすももの写真は、こちらの「果実ナビ」というサイトで見ることができます。
もうちょっと調べます。
ついでに調べてみると、スモモは李ともプラムとも呼びますし、巴旦杏はアーモンドの事を指していたりして、ちょっとややこしい。でも、整理するとこんな感じです。
- 私達がスモモと呼んでいるのは日本スモモ。プラムとも言う。対して西洋スモモはプルーンと呼ばれている。
- 巴旦杏はアーモンドのことを指すこともあるが、アーモンドの果肉などは食べられない。食べるのは種の部分。だからトガリスモモの種がアーモンドなのではない。
- 日本スモモは李とも書く。「李下に冠を正さず」ということわざの「李」はスモモの木。
色々とサイトを見てみたのですが、このサイトがやっぱり一番詳しく書かれていました。スモモの品種も写真入りで説明されていて、とっても参考になりました。
で、結局、太陽の方が甘いなぁという結論。
巴旦杏のおかげで、色々分かって楽しかったなぁと思いつつ、丁度別の品種「太陽」も買ってあったので、食べ比べ。
こちらの方が大ぶりで甘みも強かったです。私が子どもの頃はソルダムを食べる機会が多く、正直スモモって酸っぱくて苦手だったのですが、最近見かける「太陽」や「貴陽」は同じスモモかと思うほど甘くて、大好きな果物の一つになりました。
というわけで本日はスモモのお話でした!