不器用だって凹むことはない。むしろラッキー。

技術というほど大げさでなくても、人にやり方を教えたり、アドバイスをする事は誰にでもあります。

その事に対して、全くできない状態からスタートした、または苦労して出来るようになったのなら、その人は良いアドバイザーになれる可能性を秘めています。

ネイティブは正しく発音できるが、やり方は説明できない。

日本人にとって、英語の発音は難しいものです。私は色々な人に発音を習った経験がありますが、ネイティブの発音指導で上手くなった!と実感した記憶がありません。私の間違った音を指摘して、正しい音を聞かせてくれるのはいいのですが、それを何度か真似させて、私が上手く出来ないときは「うーん、ちょっと違うけど、まぁいいか」とOKをくれたりします。

対して、今までで最も教え上手な先生は、音声学を学んだ日本人でした。日本人の発音間違いの特徴をよく知った上で、口を楽器に例えて個々の音の出し方を説明してくれたので、どうやればその音が出るのかスムーズに理屈でも体感でも理解することが出来ました。

「出来ない」から「出来るになった」人は優秀なガイド

先程の場合であれば、ネイティブは生まれつき英語の発音が「出来る人」ですが、無意識のうちに出来るようになっていたので、器官のどの部分をどう使って発音しているのか、うまく説明できません。気がついたら出来るようになっていたのです。

普通の日本人は、英語の発音が「出来ない人」です。そこから英語の音を出せる「出来る人」になるまでは、様々な事を試したり、練習したりしなければなりません。そこで不器用なら、Aのやり方はだめ、Bのやり方なら少し出来るようになった、と数多くのことをやってみるしかありません。つまり不器用なおかげで、こんな練習法がある、難しいのはこんな所と、たくさんの経験が積めるのです。教える側に立ったとき、不器用だった人は経験豊かな優秀なガイドになれると思うのです。

周りに自分より楽々と何かを達成する人がいて、凹みそうになった時、私は必ず同じところで苦労する人がいる事を想像します。私が今困っていることは、おそらく誰かの困りごとです。時間がかかっても、出来るようになれば、私がどうやってそこを通り抜けたかは、生きた情報になって役に立つはずです。今困っているのは、むしろ「ラッキー」なのです。

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