今日は図書館で借りた、お片づけ教育の本。
以前、大橋悦夫さんのサイトで紹介されていて気になっていた本です。
大人にも応用できる「やる気スイッチ」の入れ方。
個人的に記憶に残ったのが2章です。『子どもの「やる気スイッチ」を入れよう』というタイトルで、どんな時に子どもは片付けをしたくなるかを解説しています。
そのタイミングをうまく使って子どもの片づけ習慣を作っていきましょうという事なのですが、やる気について大人にも当てはまる方法が手短に整理されています。
サラサラと短時間で読める本ですが、本質をシンプルな言葉で説明されていて素晴らしいなと思いました。
そもそも、子どもには片付ける必要も動機もないのだから(そう言えば、子ども本人は散らかっていてもあんまり困っていませんね)、片付けたらいいことがあった等、嬉しい気持ちと片付けを意識的に繋いでいってあげると片付ける習慣がつくそうです。
行動分析学の基本原理で、同じ仕組みががあったなぁと思い出しました。
簡単に言ってしまえば、ある行動をした後に快の感情が生まれればその行動は繰り返され、不快であればその行動は減っていくという原理です。
この『ひと声かければ5分で片づく! 子どものお片づけ』の根底にある考え方と共通する部分も多いので、行動分析学って面白そう!と思われたら、この本が読みやすかったです。
お片づけの4つの手順が分かりやすい。
4章にお片づけの4つの手順が載っています。
- 整理=必要な物を残す
- 収納=使いやすく配置する
- 片づけ=元の場所に戻す
- 整頓・掃除=乱れ・汚れを解消する
お片づけをこの4つに分解、解説されているのですが、それぞれの関係性をスッキリと構造化していて、お片づけを新しい視点で見ることができました。
それぞれの詳しい解説は本書に譲りますが、この章も大人にも応用できる仕組みづくりのエッセンスが書かれていたと思います。
お片づけを通して「習慣化」を考える、短いけれどピリッと内容が締まった素敵な本でした。