「掃除は「ついで」にやりなさい」を読んで、もっとナチュラル洗剤について詳しく知りたいと思い、「ナチュラル洗剤でちょこっとピカピカ掃除!」を読むことにしました。
すでに数年前に「重曹生活のススメ」(現在は出版していません)という本を購入していたのですが、この本が私に合わなかったのか、実際にナチュラル洗剤を使いこなすところまで至っていませんでした。
今回紹介する「ナチュラル洗剤でちょこっとピカピカ掃除!」は、ナチュラル洗剤が使いこなせるよう編集や書き方に工夫をしてあります。
今までナチュラル洗剤を使ってみたいと思いながら、なかなか使えなかった人にもおすすめの本です。
ナチュラル洗剤とは?
市販の合成洗剤に頼らないナチュラルお掃除が人気です。
これらのナチュラル洗剤は環境、家計、人体に負担が少なく、場所別に何周類も洗剤を持たなくてもいいので場所も取らず容器も自分で決められるので容器の色やデザインがインテリアの邪魔をすることもありません。
有名なのは重曹やクエン酸ですが、本書は、さらに過炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ソーダ を加えて、汚れに合った洗剤を使い分けるノウハウを紹介しています。
また、キッチンやトイレ、 リビングなど場所別のお掃除法に加えて、日常の生活の中で、ちょっとしたタイミングに お掃除する「ちょこっとお掃除」のテクニックも紹介しています。
汚れとナチュラル洗剤 《赤と青》って何?
この本で、もっとも工夫されていていいなと思うのは使用されている洗剤に赤(酸性)と青(アルカリ性)のマークがついているところです。
第一章でそれぞれの洗剤(クエン酸など)が酸性かアルカリ性か説明した後、その特徴、注意点が書かれていて、自然に使い方が分かるようになっています。
その後も掃除テーマごとに赤(酸性)と青(アルカリ性)のマークで使用洗剤が書かれているので、汚れと洗剤の関係が自然に覚えていけるようになっています。
場所別に掃除をしている間に、汚れと適した洗剤のルールが覚えられるようになっている構成が素晴らしいと思います。
ちょこっとお手入れの基本ルール
第2章は日々の掃除のやりかたです。
「ちょこっと」こまめに、負担なくキレイを維持するにはどうすればいいのかを具体的に書いています。
掲載されている写真もセンスが良く、気持血よく読み進めることが出来ます。
しっかりお手入れの基本ルール
第3章は、「しっかり」お掃除のコツです。
「磨く」「つけ置きする」「パックする」「まとめる」の4つに大掃除の基本動作を分けて、それぞれのやり方が写真とイラストで詳しく書かれています。
またQ&Aノコーナーや使用洗剤のメーカー、便利な用具なども網羅されていて、全体に本を買った人のことを考えた、親切なつくりの本だと思いました。
とはいっても、本との相性はひとそれぞれなので、書店で自分に合う本をを探すのも良いと思います。