賃貸暮らしが長かったせいか、壁に穴を開けるのは抵抗があります。でも、DIYは大好き。そんな私のプチリフォームの相棒についてのお話です。
壁の中の構造。大きく3つと覚えよう。
一般的な住宅の壁は、表面がビニールクロス、その中に石膏ボード、その石膏ボードを留めつけるための下地が中にある構造になっています。下地とは柱、梁などに石膏ボードを留めるための細めの柱と考えておいてください。
- 木製の下地。木造住宅に多い。33.3㎝、44.5㎝、たまに50㎝間隔で入れられている。
- 軽量鉄骨の下地。マンションなどに多い。44.5㎝間隔が多いが、違う間隔で入れられていることも結構ある。
- 団子状のボンド下地。柱ではなく、団子状のボンドを点状に置いて石膏ボードをその上に貼る方法。
一般的な住宅なら、下地はこの3つのどれかになることが多いです。(コンクリート打ちっぱなし等、例外もあります。柱の間隔も参考値と考えてください。)
壁にある程度の重さの物を掛けるなら、この柱(下地)に釘(ビス、ネジ)を打ち込むようにしてください。
下地の探し方
①木造なら、下地も木製の確率が高いです。そんな場合は画鋲よりやや細いくらいの針を刺してみるのが一番です。穴を開ける前に壁をトントン叩いてみます。気を付けていると、柱が入っている場所の音は低く硬く、柱がなく空洞になっているところはやや高めの響く音がします。あちこち叩いて低い音の場所を見つけたら、針を刺してみてください。貫通しないで硬いものに当たって止まったら柱がある証拠です。
②マンションならば軽量鉄骨の可能性があります。強めのマグネットを壁に当ててみてくっついたらそこが柱です。こちらも事前に壁を叩いてみると若干音が違います。
③もし木造ではなく、金属反応もなければ団子状の接着剤で壁を支えているかもしれません。重いものを支える力はないので、重いものをどうしても掛けたい時は専門の方に相談するのがおすすめです。
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画鋲や磁石で下地が分かれば、それでOKなのですが、壁の中の見えない下地を探し出すのは慣れないと少し難しいです。
私は、簡単な下地センサーを持っています。1000円前後でホームセンターで売られています。磁石も強力ですし、石膏ボードの厚さも分かって重宝しています。私のようにしょっちゅうプチリフォームをしたりDIYが好きなら、持っていても損はないと思います。
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