ドイツの家は、なぜキレイなんだろう? 【書評】『捨てない生活』(クライン孝子さん:著) 

ドイツの家は、なぜキレイなんだろう? 【書評】『捨てない生活』(クライン孝子さん:著) 

ずっと昔から気になっていることに、ドイツ人の家のキレイさがあります。

知人に聞いた話では、余分な物がなく、いつもチリ一つなくピカピカらしいのです。

と言っても、私は実際に見たことはなく、噂で聞いてから一度この目で見てみたいものの一つになっています。

書籍で探しても、あまり私の希望にぴったりな本がなかったのですが、偶然手に取った「捨てない生活」という本がヒントになりそうだったので、いい機会なので調べてみました。

「捨てない生活」にドイツ人のメンタルを垣間見る。

著者のクライン孝子さんは、ドイツ人のご主人と結婚して、ドイツに暮らしていた経験を元にこの本を書いています。

ゴミの選別や、いかに環境を汚さないかなど、環境に関する話題も多いのですが、ドイツの人たちの根底に流れる考え方が感じ取れました。

まず、家にモノを持ち込まず、持ち込んだモノは無駄なく使い切るという事が徹底しています。包装紙や化粧箱も捨てずに何かに使いますし、ツギのあたったベビー服を取っておいて親子2代に渡って使うというエピソードが書かれています。クライン孝子さんは愛情を込めて、ドイツ人を「ケチ」で「しまり屋」だと言っていますが、昭和の日本だって、こんな感じだった気がします。

ドイツの人が、日本人とちょっと違うなと思うのが、物事を長期的な時間で考え、スケールも大きく捉える見方です。クラインさんによれば、ドイツ人が物事を考える時、必ず結果まで考えないと納得しないそうです。自分たちが環境を汚せば、いつか自分の健康に跳ね返ってくる、と多くの人がごく自然に考えているから、ゴミを出さないような暮らし方になるんですね。

最近の日本の「持たない暮らし」は、むしろ一定期間使わないものは捨てるべきというトレンドですし、考える範囲も自分のテリトリーだけのような気がします。

なぜドイツ人の家はキレイか?を調べてみた。

この本の他には、思ったような本が見当たらず、ネット上でも日本語では「ドイツ式掃除」という情報はあったのですが、どちらかというと整理や収納のコツについて知りたかったので英語のサイトも含めて探してみました。

すると、ドイツ人は分類が好き。とにかくピカピカにするのが好きモノをどんどん買わない=モノがあふれないので掃除が楽。あまり料理をしないので、キッチンが汚れない。という話が目につきました。

料理をしないから、キッチンが汚れないというのには、びっくり。まぁ確かに、使わなければ汚れなさそう。

ゴミの出し方や、共用部分の掃除をキチンとしないと近所からクレームが来るようなことも書いてありました。

Germany’s House Cleaning Culture – German Culture

キッチンについては、私たちは、中華、イタリアン、エスニック、日本食と、家庭でも色々な料理を食べるので、持っている食器の種類や調味器具、食材の種類が多いです。

洋服や家の中のモノも、ドイツの人たちから比べると、どんどん新しい物を買っているような気がします。

消費生活が違うのは、意外と収納や住まい方に影響があり、そのままドイツの住まい方を日本に取り入れるのは難しいかもしれません。

それでも、いつか縁があれば、ドイツ人家庭の暮らしぶりを見てみたいですし、分類のコツなど聞いてみたいです。

他にはこんな本がありました。

ドイツのライフスタイル本といえば、門倉多仁亜さんですが、ちょっと知りたいこととは違いました。