先日から少し気温が上がって、雪が緩んでいたので、溶けた雪を跳ね上げて車が泥だらけです。洗車しようとしたら洗車場が長蛇の列。
休み前の夕方はいつもこう。これから春に向けて雪国のあるある風景です。
棚の奥行きは使い勝手に合わせています。
日本の家屋の収納の奥行きは、しまうものに合わせて大体決まっています。
昔は木造建築は尺(30.3センチ)が基本だったので、家の中の寸法もおよそ3の倍数辺りが使われることが多かったんです。
収納は、1番薄いものは、30cm、その次が45cm、そして60cmを基準に奥行きを覚えておくと、例えば棚を買い足したり何を置こうか決める時にも便利です。
奥行き30㎝は本等、45㎝は手が届きやすい寸法で汎用性が高く(食器、生活用品等)、60㎝は洋服が適しています。
必要な場所に必要な奥行きの収納がある事が大事で、とにかく大きい、たくさんがいい訳じゃないんです。
奥行きのありすぎる収納はついつい物の前にまた物を置いてしまい、後ろが取り出しにくくて、結局は散らかりの原因になります。
もう1つは押し入れの寸法なんですが
上の3つが使いやすい奥行きなのですが、もう1つ忘れてはならないのが押し入れの奥行きです。こちらは奥行き90㎝。
これがまた何というか微妙で、布団をしまうならこれ位の奥行きが欲しいのですが、その他の物をしまうには深すぎて使い勝手が悪いのです。ほら、押し入れにしまったものって滅多に出さないじゃないですか。
この奥行き90㎝は、ないと不便なんですが、あったらあったで死蔵品の宝庫になるという困ったちゃんです。そう思っているの私だけかもしれませんが。
私は、この奥行に合わせて物を買うと死蔵品が増えると思っているので、奥行きの中でもやや二軍として(笑)覚えています。なので、説明もちょっと分けてみました。
という訳で30㎝、45cm、.60㎝の奥行き寸法と押し入れ90㎝の寸法は覚えておくと便利かもしれません。
細かい事を言うと
上の数字は覚えやすいように丸めているので、実際は数㎝少な目なので、ご注意を。
もう1つ、マンションなどでは制約が多い中で収納スペースを取っているので、この奥行き寸法のルールから外れたものもあります。例えばクローゼットの奥行きが54㎝で作っているマンションを見たことがありますが、男性のコートなどは奥行きが足りず皺になったりしがちです。昔からある寸法は、きちんと日本人の体格や生活にあったものになっているんですね。
というわけで、今日は収納の奥行きのお話でした。
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