セブのあちこちでよく見かけるカフェ”Bo’s coffee”。そのBo’s coffeeのコーヒー豆についてのお話です。
Bo’s coffeeはセブ中心地だけでなく、マクタン空港の手荷物検査ゲートを通った後のホールにもショップがあり、「ペソが余った!」「お土産もう少し買っておきたい」という時にも便利です。
何を隠そう、私も「あ、自分にお土産買ってなかった!」と空港で買ったパターンです。
フィリピンのお土産って、ドライマンゴーとかバナナチップスが有名ですが、フィリピンは過去には世界第2位のコーヒーの生産国。お土産にコーヒー、いいんじゃないかなと思いました。うーん、もっと買っておけば良かった。
Bo’s coffeeはセブの地元企業です。
スターバックスのような品揃えと店構え。およそ他のフィリピンローカルの飲食店と雰囲気が違うので、てっきりアメリカ資本の会社だと思っていたら、Bo’s coffeeはセブ・アヤラモールで産声をあげたバリバリの地元企業でした。
Bo’s coffeeのホームページを見ても、自分達がフィリピンの会社であること、フィリピンの豆を使っていることを全面に押し出しています。サウスピークの近くのBo’s coffeeに行っても、地元の人で賑わっています。
▼ケーキやサンドイッチなどもあります。
カフェとしては後発のスタバや他の外国のコーヒーショップがセブに進出してきた時に、Bo’s coffeeはフィリピンの国産豆にこだわって「フィリピンの地元ブランドのカフェ」を打ち出す戦略を取りました。
それが今もBo’s coffeeのブランド力になっています。
Bo’s coffeeホームページを覗いても、しっかりフィリピンブランドとして差別化をしているのが見て取れて面白いです。
Bo’s coffeeで使っているコーヒー豆のあれこれ。フィリピンの豆を使っているからフィリピン土産にぴったり。
ホームページを覗くと、扱っているコーヒー豆は産地別にこんなラインナップでした。
- Sagada・・・甘くて、ナッツ風味。バランスが取れた味。チョコレートやタバコの風味も少し。
- Benguet・・・ハーブや赤ワインの風味。バランスの取れた味。
- Mt. Kitanglad・・・軽くてナッツの風味。
- Mt. Matutum・・・ベリーやスパイスの風味。カルダモンやカンファー(クスノキ)の風味も少し。
- Mt. Apo・・・甘くて素朴な味わい。
フィリピンとコーヒー
今でこそ世界のコーヒー豆生産国ベスト10からは滑り落ちてしまっていますが、過去にはフィリピンは世界でも有数のコーヒー生産国。ネッスルなどの大手メーカーのインスタントコーヒーに使う豆の供給地でもあります。
ジャコウネコに食べさせて、独特の風味をつけたアラミドコーヒーもフィリピンのものです。生産量は少ないので、もちろん超高級。
歴史的な経緯は長くなりそうなので、こちらのウィキペディアをどうぞ。
私が買ったのはエスプレッソ。もう少しフィリピンらしい豆を買ったら良かったと後悔です。
フィリピンを出国する時点ではBo’s coffeeについて詳しく知らなかったので、とりあえず当たり外れのないエスプレッソを選びましたが、もう少しよく知っていれば、産地別のフィリピンらしい豆を買って帰りたかったです。
このサイズ(250g)で290ペソ。Bo’s coffeeに行った思い出や、フィリピンコーヒーの話も一緒にお土産話にすると楽しいんじゃないかなと思います。豆じゃなくても、色々なフィリピンメイドな商品が売られています。
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