絵本で想像力や美術的な力を育てる。字が読めないうちを大切に過ごそう。【子どもと読書】

日本のお子さんは3~4歳で、ひらがなを読めるようになりますね。そうなると一人で文字を追うようになります。

英語圏では複雑なアルファベットの読み方ルールを覚えなければならないので、自力で読めるようになるまでには日本よりもっと時間がかかります。

同い年くらいの子どもさんが文字を読み始めると「うちの子は?」と、ちょっと焦る気持ちが出てくる保護者さんもいるかもしれません。

これは数年前、まだ私の子どもが小さかった頃に絵本の読み聞かせ会で聞いた話です。

文字のない世界を生きている時間はわずか。

ひらがなを読めるようになったお子さんは、字を読めるのが楽しくて絵本を見ても絵を見るより字を追うようになるそうです。

絵本の絵だけから何かを感じられるのは、字を読み始めるまでのわずかな時間。その時間を大切にしてください。

と読み聞かせをしてくださった方が言われたのを、今でも覚えています。

素敵な考え方だなと思います。

私自身も文字を読み始める前に読んでもらった絵本の絵は強烈に覚えています。

文字に頼らないなら、何が育つのだろう。

想像ですが、文字がないなら子どもが集中するのは音としての言葉(読み聞かせ)と挿絵の形や色なのかなと。

形や色を一生懸命見たり、絵と本を読んでくれる大人の声からお話を想像する時間は、きっとイメージ力や美術的なセンスなどを育ててくれそうな気がします。

それを聞いて以来、たくさんキレイな絵本に触れさせてあげたいなと意識して、子どもに絵本を選んでいた気がします。

こんな記事もあります。

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