やってみたらイメージと違って面白い。読書会や書評会って本を読む会ではなかった。

去年あたりから本を使ったイベントに参加したり、主催者側になったりという機会が増えてきました。

ずっと本って一人で読むものだと思っていたので、読書会や書評会って何するのかなぁと思っていたんですが、いざ飛び込んでみると思っていたイメージと少し違う気がします。

本はきっかけを作るための道具

読書会といいながら、そこで使われる本は「何かを引き出すための糸口」として作用します。読書会に参加すると、一人で読んでいる時の本の役目とは違う使われ方があるんだなと気づきます。

本に書いてある言葉を橋渡しにして、人と人をつないだり、参加者の考えを感じたりするのです。

ビブリオバトルを開いてみて思うこと

読書会や書評会は色々ありますが、昨日はビブリオバトルの進行役をさせていただいていました。

ビブリオバトルは参加者が自分のおすすめ本を5分の持ち時間で紹介し合い、そのプレゼンを聞いてどの本が一番読みたくなったか投票で決めるゲームです。

バトルと言いいつつ、実はプレゼンの仕方や本の優劣を決めるものではなくて、バトルが終わった後にはちょっとお互いの事が近しく思える不思議な会です。

自分が読んで面白かった本を紹介するのですが、ここ面白かったという所も人それぞれですし、それをどんな言葉を使って表現するかも人それぞれです。

大人しそうに見える方が、熱量高くオススメ本の良さを語っていたり、可愛い雰囲気の女性が意外と論理的な話の進め方をしていたり、普段の会話だと出てこないだろうという部分に出会えたりします。

発表される方のお話を聞いていると、それぞれの人の中に広くて深い世界があるんだろうなぁと思います。ビブリオバトルは、それをちょっとチラ見させてもらえる感じですね。

本について話しているのを聞くと何故か親近感を覚える

もちろん5分位話を聞いただけで、その人の全てが分かる訳はないのですが、普段出てこない話が聞けるせいか、ビブリオバトルの後には発表者に親近感を感じる事が多いです。

好きなものの話をしている姿っていいものだからかもしれません。

本ってこういう使い方も出来るんだなぁと面白く思っています。

2月もビブリオバトル開催します。

2月18日15:30より、TSUTAYA美しが丘店にて、書店員によるビブリオバトルを行う予定です。

観覧自由、一般の方も発表者として参加する事ができます。

発表者として参加希望の方はこちらの問い合わせページからご連絡ください。

仮決定ですので、一部変更の可能性があります。子細決まりましたら、また告知させていただきます。

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