【読み書き・ディスレクシア】 動かないはずの文字が動いて見える訳

【読み書き・ディスレクシア】 動かないはずの文字が動いて見える訳

ディスレクシアについて調べていると、色のついた透明シートや色眼鏡を通して見ると読むのが楽になるケースがあると書いたものに出会います。

そのメカニズムについて、なかなか詳しい記述がなく、一体どういう事なのか詳しく知りたいと思っていたところ、詳しい説明を見つけたのでその事について話したいと思います。

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アーレンシンドロームについて

アーレンシンドロームとは、イギリスの教育心理学者のHren Irlenが見つけた視知覚障害の一つで、光に関する感覚過敏を持っており、光がまぶしく見える、本を読むと文字がよく追えない、 目を使うと疲れるなどの症状があるそうです。蛍光灯の点滅が見えたり、字がぼやけたり歪んで見えたりと、その症状の出方は様々です。

人によっては、透明なカラーシートを通して見ると随分見やすくなることが知られています。

日本では筑波大学 心理・発達教育相談室でアーレンシンドロームの相談を受けておられるようです。アーレンシンドロームの本も筑波大学の熊谷先生が翻訳されています。

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アーレン研究所のサイトではセルフチェックテストをすることも出来ます。

またIrlen Syndrome Sample Print Distortionsという文字がゆがんで見える動画もアーレン研究所が公開しています。

そのメカニズムについて

最近出版された「発達障害の素顔」を読んでいると、こんな記述がありました。

視るという事は、網膜に届いた光が①錐体細胞と桿体細胞(かんたいさいぼう)で神経信号に変えられ、②外側膝状体を通って、③大脳新皮質の視覚野に送られます。その際、外側膝状体で色と形、動きの2つの情報に分けられるのですが、アーレンシンドロームの場合は、この経路で色の信号が動きの信号に混同されて伝わっているようなのです。

ざっくり言うと、アーレンシンドロームの場合は色の情報が脳の経路で動きや別の信号に混じったり、取り違えられているのだなと、私は理解しました。

カラーシートを使う理由は、目に入ってくる特定の色の周波数をカットすることで(おそらく混同しやすい色)、誤って動きの情報などに変換される色情報を抑制できるという事なのだそうです。

なかなか自分と違う見え方というのは理解しづらいものですが、知らないばかりに周りが不要な課題を与えないようしたいものだと思います。

ディスレクシアのついて書いた記事はこちら

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ニコ

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