スケッチノートというノートの取り方に興味があって色々調べています。スケッチノートは記号や絵図を使ってノートを取る方法です。詳しくはこちらに書いています。
あれこれ本を探して参考になる物をまとめました。そもそもこのテーマに特化した本は少ないので広く関係する書籍を集めています。
ファシリテーションの視点から書かれた本
スケッチノートはそもそもグラフィックファシリテーションの中の一つのスキルです。グラフィックファシリテーションは、会議や話し合いの進捗を目の前で可視化することによって円滑に進める技法だと理解しています。
話し合いをサポートするためには図表を書くスキルだけでは不十分で、話し合いの舵取りをするスキルも必要です。そういった事も含めてグラフィックレコーディング全体を知れる本を挙げました。
Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書
最近(2017年1月27日)出たばかりの本ですが、非常によくまとまっていてイチオシの一冊です。まずはこの1冊という感じ。
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法
2006年出版とやや古いです。ファシリテーションの視点から書かれていて、あまり図表の描き方については述べられていませんがグラフィックファシリテーションのライブ中継風にまとめられたファシリテーターの心情が書かれていてファシリテーションというのも面白いものだなと思いました。
教師が変わる!授業が変わる!「ファシリテーション・グラフィック」入門
私と同じようにグラフィックファシリテーションを教育に使えないかと考えて、指導者目線で書かれた本です。図表の描き方についてはあまり書いていませんが、グラフィックレコーディングが先の見えない話し合いなどを整理していく事に向いている点を生かして、生徒にも参加させてアクティブな授業を作ることにもトライしています。
こちらもファシリテーションとしての利点をクローズアップした本です。
図表の描き方の参考になる本
世の中には絵を描くのが苦手と感じている方も多いのですが、スケッチノートの真髄は「上手い下手は関係ない」ところにあります。
スケッチノートで使われるイラストも絵というよりは記号なので、誰にでも早く書けるようにするためにはどうしたらいいかなと思って、「誰でも書けるイラスト本」ジャンルを色々と物色しました。
上手く可愛く描きたいというニーズに合わせた本が多い中で、早くシンプルに書けるアイコン的な作例が多く収録されていて良いなと思った本です・
アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編
特にスケッチノートと銘打っていませんが、私が考えているスケッチノートととてもイメージが近い本です。こちらはファシリテーションの要素よりノートの取り方に特化した本になっていています。
著者のタムラカイさんは、お考えになったイラストを用いたノートテイキングのスキルを「ラクガキコーチ」として教えてらっしゃいます。
こちらもとても参考になる本だと思います。
番外編:洋書
The Sketchnote Handbook: the illustrated guide to visual note taking
私が最初に出会って、一番影響を受けたのがこちらの本です。タイトルもスケッチノートハンドブックとなっていてスケッチノートを取るのに必要な知識が一通り書かれています。
そもそもスケッチノートやグラフィックファシリテーションは欧米から入ってきたものなので洋書の方が情報が豊富にあるようです。
こんな記事も書いています。
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