バムとケロのシリーズは日本の作家さんの作ったお話です。そのシリーズの一冊「バムとケロのにちようび」の英語版が出ていたので、読み比べてみたいと思います。
- 約 360 words
- 日本語原作から翻訳された本
- 絵本作家 島田ゆか のサイト、バムケロページ
バムとケロが初めての人のために、ストーリーをお話しします。
主人公は犬のバム、そして一緒に暮らしているお友達のカエルがケロです。バムとケロシリーズは大人気のシリーズなので本屋さんで見つけるのも難しくないと思います。シリーズ一作目が出て、もう20年が経つそうです。
優しいバムと、甘えん坊のケロちゃん、3本耳のうさぎ「おじぎちゃん」や、アヒルの「カイちゃん」などの仲間もみんな個性的で、日本語版でとってもファンが多い絵本です。我が家もバムとケロにはとってもお世話になりました。
「 バムとケロのにちようび」は雨の日の日曜日、のんびり本を読もうとしていたバムの所に、外で遊んで泥んこになってケロちゃんが戻ってきたところからお話が始まります。
読みどころ
巻末にオリジナルの日本文もあるので、読み比べて表現の違いを味わうのもいいと思います。
例えば日本語なら「せっかく、すっかり、きれいに、したのに」という一節が、英語では”The room has to be as spic and span and as neat”. と訳されています。
日本語の音の重なりの楽しさと、英語のリズム感の違いに注目すると楽しいです。それに「キレイに」という表現、spic and spanと neatが類語としてこの絵本のイラストと記憶できたらいいなと思います。
spic and spanー「清潔な」という表現の語源は真新しく造船された船の様子が語源だそうです。
spick-and-span-new(SPAN-NEW の頭韻拡大形)の短縮形;もとは船舶に関して使われた;spick は「大釘くぎ」,span は「木片,削りくず」の意
spick-and-spanの意味 – goo辞書 英和和英
基本単語が多く、繰り返しもあるので、そんなに難易度は高くありませんが、ワード数は300を超えるので、少し英語を読み慣れたお子さんに向くんじゃないかなと思いました。
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▼日本語版はこちらです。
こんな記事を書いています。
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