インテリアコーディネーターが考える中古物件のリフォーム。手放す時になるべく売りやすく、価値が高くなる事を意識する。

今住んでいるマンションは中古で購入したので、入居前にリフォームをしました。といっても、大規模なものではなく、最低限自分たちが気持ちよく暮らせる範囲でのものです。

中古物件は、買った時より売る時の方が価値が下がるのが普通ですが、リフォームのやり方によっては付加価値をつけたり、大幅に値段が下がらずに済む可能性があります。

リフォームは住まいを自分好みに出来るチャンスでもありますが、もしかしたら売ったり、賃貸に出さないとも限りません。第三者から見て好まれるのはどういう住まいなのかを考えに入れてみるのはどうでしょうか?

好まれる中古物件は、住む人にとっても快適。

私が考える人気のでる中古物件の条件(室内)とは、次の4つです。こういった物件は値引きにも応じてくれませんし、すぐ買い手(借り手)が決まってしまいます。

  1. 汚れたリ、壊れたりしていない
  2. 暮らしやすそう
  3. 設備が新しい
  4. 前の住人の気配が少ない

ということは、リフォームする時に、こんな事を意識するといいという事です。

  1. 汚れたり、壊れにくい素材を使う
  2. この機会に不便なところを使いやすくマイナーチェンジ
  3. 最新の人気設備を入れる
  4. あまり個性の強い色柄、デザインは選ばない

壁紙や床材などの見本帳は、ちょっと気の利いた色柄があったりして心惹かれるのですが、リフォームする所は、気軽に自分で取り替えられない場所ばかりです。

5年~10年すると、個性的なものは流行遅れになりがちですが、おいそれと買い換えられません。飽きがこずシンプルな色柄にしたほうが、自分にとっても、買い手・借り手にとっても快適である可能性が高いです。

人気設備というと、食洗機や、掃除の楽な浴室、床暖房など色々ありますが、中古物件にはついていないこともあります。予算が取れるのなら、今後も安定的に人気のありそうな設備をこの機会に入れておけば、その設備がないから買い手が購入を躊躇するということが避けられます。

設備を入れたり、大きく設計変更できない場合でも、照明を替えたり、ちょっとした棚をつけたりマイナーチェンジをするだけで、快適度はぐっと変わります。

好みは取り換えが簡単なところで実践する。

では、どこで自分らしさを出すのか?というと、それは、

「自分で取り替えられるところ」になります。

具体的には、家具やカーテン、敷きこみではないカーペットなどです。

そういったものなら、飽きれば、模様替えも思い切ってできますし、取り替えるのもリフォームよりコストがかかりません。

絵で言うなら、リフォームするところは背景なので、控えめにしておくと、そこに置く主役のインテリア用品でどうにでも替えられます。

また、少しDIYが出来るなら、家具の取っ手、タオルハンガー、スイッチカバーなど建築小物を個性的なものに変えると、かなり雰囲気が変わります。これもマイナーチェンジの一種ですが、こういった小さなもので十分自分らしさが出せます。

まとめ

これらはどれも、買い手、借り手を意識しているようですが、「長く、飽きずに快適に住める」ので、結局は自分にとっても満足度の高いリフォームになります。

マンションなどは特に流動性の高いタイプの住まいで、中古を売ったり買ったりする機会もあるかもしれません。

そんな時のことも少し考えて、リフォームしてみるのはどうでしょう?というお話でした。

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