「インテリア関係の書評を100冊書く!」に挑戦中です。
今回は少し趣を変えて、リメイクの本を選びました。
モノを作るのが好きなのと、モノの中がどうなっているのか見るのが好きなのが高じて、古い椅子をリメイクして遊んでいた時もあります。
家具をリメイクするのは、場所や道具など気軽に出来ないのが玉にキズですが、環境さえ許せば結構楽しいものです。
今日の書評から、その楽しさの一片でも感じ取っていただければ。
家具修理がわかる本―自分でできる!はじめてのインテリアリペア (Eichi mook)
こんな本です。
2005年の出版のやや古い本ですが、主に椅子の塗装や傷の直し方、どこで古い椅子を調達するか、材料、工具、用語集、はてはレンタル工房のリストまで網羅的に情報が載っています。古い本ですが、1冊で縦断的に椅子の修理の事が分かるので、私の蔵書になっています。
今は椅子をリメイクする場所も時間もないのに、持っているだけで楽しくて手放せないでいます。
私なりのハイライト
個人的には、何脚もタイプ別に、壊れた椅子を直していく様子が写真とともに詳しく説明されているのを眺めているだけで楽しいのですが、役に立つという意味では、小さなキズや汚れの修理の仕方についても詳しく載っています。
または、木材の種類についても写真入りで説明されていたり、塗料、USEDチェアの目利きのコツなどはインテリアを勉強している人に参考になります。
一番気に入っているのは、有名なYチェアのシートのリペアがイラストで数ページを使って説明されていいるところでしょうか。Yチェアはペーパーコードを編みこんで作った北欧家具の代表選手のような椅子ですが、この椅子がどうやって直していくのかが書かれていて、「へぇー!」と面白く読みました。
インテリアショップのセンプレさんにYチェアについて詳しく書かれていたので、リンクさせていただきました。
まとめ
実際に椅子をリペアしたり、リメイクするのは万人にお勧めできる趣味ではありませんが、家具が好きな方、インテリアの仕事についている方、これから家具を選びたい人にとっては一歩踏み込んだ知識が得られる楽しい本だと思います。
家具修理がわかる本―自分でできる!はじめてのインテリアリペア (Eichi mook)
この本が気になった方への3冊はこちら。
アンティーク・ペイント・レシピ―プロが教える!塗るだけ簡単リメイク術 (ものづくりブックス)
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