昨日の幼児向けレッスンのテーマは色の混色でした。
取り上げた絵本は”Little Blue and Little Yellow”(作者:レオ・レーオニさん)です。
シンプルで抽象的な絵ですが、とてもほっこりするいいお話です。日本語版では「あおくんときいろちゃん」として出版されています。
この絵本を使ったアクティビティ、またはクラフトに使える超絶に簡単なカラーシートの作り方をお伝えします。忙しい英語の先生には 本当に助かるレッスン小道具になると思います。
”Little Blue and Little Yellow”について。
主人公はLittle Blue と Little Yellow。子どもの青と黄色です。仲良しの二人がハグするとお互いの色が混じり合って緑になってしまい、それがもとで事件が起こって・・・。
そんな内容ですが、 この絵本を元に、幼児向けの色に関するレッスンを組み立てます。加えてレッスンを通して、色が重なるとどんな色が生まれるのか実体験として学んでもらいたいと思いました。
色の混色について。
絵の具などの色は混ぜれば混ぜるほど暗い灰色に近づいていきます(完全な黒にはならない)。これを減法混色と言います。
減法混色について簡単にご説明しておきます。
光を使わない混色(絵の具やカラー印刷など)では、 マゼンタ(M), イエロー(Y),シアン(C)の三種類の原色で様々な色を作り出せます。この場合、 混色すると元の色より暗くなるので、 減法混色と言います。光を用いた混色(スポットライトなど)では逆にどんどん明るくなって白に近づいていくので加法混色と言います。
子供向けにもっと分かりやすい表はぷりんときっずさんにあります。
簡単すぎる色の小道具(カラーシート)の作り方。
使うもの
- 色セロハン(ダイソーなどの色紙コーナーにあるもの)
- ラミネートフィルム(A4)
①ザクザクっと色セロハンで円を切り出す。元の絵本は紙をちぎった感じの円なので適当に切ったほうが雰囲気が揃います。
②こんな感じで6色の円を作ってみました。
③そのままでは耐久性に欠けるので、ラミネートして切ります。これもザックリと切ってOK。
④ホワイトボードにつけて楽しみたいときは「ひっつきむし」をくっつけておきます。これも最近はダイソーなんかで買えますね。
⑤番外編。ラミネートがないとき、または生徒さんにクラフトとしてレッスン中に作ってもらいたいときは、カラークリアフォルダーを切って使えそうです。ちょっと透明性が低いのが残念ですが。
レッスン中の様子。
痛恨のミスで、ホワイトボードに貼るためのひっつきだまをレッスンに持っていくのを忘れちゃいました。代わりにマグネットを使っています。絵本を読んだ後、これを見せながら色の名前を英語で言ったり、色を混ぜる(mix )、色を変える(change)などなど色々な展開ができます。
“If you mix blue and yellow, it will be green.”(青と黄色を混ぜると緑になるよ)
とっても簡単なので、ぜひ作ってみて下さい。