私の教室の前は交通量の多めの道で、レッスン中に時々救急車が通っていきます。
先日、Where are you going?(どこに行くの?)の演習をレッスンでやっていたら、また救急車が通りました。せっかくだからレッスンに入れよう!
多くの英語教室は、定型の表現をただ復唱させてしまうのですが、私は子ども達に気持ちの発露として英語を使ってもらいたい。頭の中で「これを言いたい!」というイメージが先にあって、英語が口をついて出ないと脳のシナプスにイメージ→英語の回線が出来ないと思うのです。
早速、シチュエーション、設定します。
子ども達を2人組にして、一人は救急車に乗っている役、もう一人が道を歩いていてその救急車を見つけた役の設定にします。小学生のクラスに丁度いい難易度です。
生徒A:Oh!B子~。(遠くを走る救急車に乗っているB子を見つけて、心配そうに手を振る。)
生徒B:A子~!(救急車の窓から、こちらも手を振る。)
生徒A:Where are you going~?!(どこの病院に行くのか心配して救急車に向かって叫ぶ。)
生徒B:I’m going to ——–.(と離れていく救急車から叫んで去っていく気持ちで。=やや声を小さくしていく。)
生徒A:????
生徒Bの行き先は、Bが自由に決めていいのがポイントです。どこへ行ってもいいです。ちょっとお手本をみせて、各自やってもらうと、面白がってずっと練習しています。ディズニーランドに行ったり、宇宙に行ったり。救急車で行くことを想像して、ゲラゲラ笑いながらやっています。下線を引いたところは、それらしくやることで味気ない暗記ではなくて、気持ちと言っている英語がつながります。
まとめ
創造的というか、偶発的というか、こんな感じでレッスンしています。適当にやっているようですが、英語を話すのに「イメージ→口から英語でそれを言う」の連携を考えた仕組みです。笑って覚える方が、ずっと記憶に残ります。ホントに!