なるべく短時間で分かりやすいブログを書けるように、自作のブログテンプレートを何パターンか使っています。
先日読んだ文章の書き方の本に感銘を受けて、その中の一つが習慣になるように、持っているテンプレートの一つをアップデートしました。
参考にさせていただいた本は文章を上手につくる技術(著者:上條晴夫さん)です。この本は、ちょっと古いので手に入りにくいかもしれません。私は図書館で借りることができました。
ブログはエモくなくても、分かりやすい文章であればいい。
書き手として大好きな塩谷舞さんっぽく「エモい」と言ってしまいましたが、日本人は概してエモーショナルな(情感がある)文章を良い文と評価しがちです。リズムがいい、心が揺さぶられる、そんな文章です。
私も出来たらそんな文章が書ければと思いますが、この文章を書くにはそれなりの天分や訓練が必要です。
一方、社会に出て、実用として大多数の人が求められるのは、分かりやすく説得力のある文章です。私のブログも一種の実用文なので、こちらの文章に入ります。
私のブログでも、分かりやすく「エモい」文章が書ければ最高ですが、まずは分かりやすい文章で「役に立った」「面白かった」と思ってもらうことを目指したいので、自分のテンプレートに落とし込んで習慣化できるように作り直しました。
クレーム、データ、ワラントを使う。
本書の中で「トールミン・モデル」と紹介されているものを、ブログの中でも使いたいと思いました。論理的思考をする際に使う型で、①主張(クレーム)、②事実(データ)、③論拠(ワラント)の3段階で説得することによって、言いたいことの筋が通って、説得力がアップします。
例として挙げられていたものが非常に分かりやすかったです。
①「給料あげてくれ」(クレーム)。
②「前より良いレポートを仕上げた」(データ)。
③「努力は報われるべきだ」(ワラント)。
引用元:文章を上手につくる技術より
とってもシンプルで、これに沿って書くとスルスルと書けるし、文章に説得力が出る上に構成で悩む必要がありません。
これを生かして、テンプレートを作ります。
作り直したテンプレート
テンプレートはこんな感じで作りました。気に入ったらご自由に使ってくださってOKです。
書き出し
主張
本文
データ、具体例
本文
理由付け(論拠)
本文
まとめ
結論または締めの言葉
こんな記事も書いています。
過去に書いた記事
テンプレートの見出しの言葉から書くべきことを連想する。
このテンプレートの見出し(HTMLで挟まれた部分)に書かれたことが、その本文の要約です。見出しの言葉がヒントになっているので、後はそれに従って本文を書くだけです。見出しが誘い水になって、書くことが浮かんでくるので、なかなかに便利です。
せっかく良い本を読んだので、一つでも自分のものに出来るようにテンプレート化してみました。