読み聞かせ適齢期の子供たちは、クリスマスの習慣を知っていても、キリストの生誕やクリスマスの由来を知らないことが多いです。
英語を勉強する上で、英語の文化について知っておく事はとても大事だと思います。
クリスマスもハロウィンなども、厳密には英語の文化とは言えませんが、少なくとも多様な宗教や習慣、文化が外国にはあるのだと知っておいてほしいと思います。
簡単な英語で、そういった文化の説明をできる絵本はとても貴重なので、この本を紹介したいと思います。
- Lexile指数:370L
- ページ数: 32P
ストーリー
この本は直接的に救世主のキリストの生誕について説明的に書いているのではなく、道に迷った身重の若い夫婦が馬小屋にたどり着き、動物たちに囲まれながら赤ちゃんを産むお話として書かれています。動物たちも、星に導かれた羊飼いや賢者たちも、この若い夫婦と赤ちゃんを祝福している様子がとても自然で心温まるのです。
このお話全体が、暖かで静かで喜びに満ちた雰囲気に包まれていて、何か素敵なことが起こったんだなと子供たちが感じられるお話になっています。これから本を読み始める年齢の子ども達に馴染むステキな描き方だなぁと感じました。
読みどころ
この本の出版年はなんと、1952年です。英語の絵本では超有名なgood night Moon(グッドナイトムーン)を描いたマーガレット・ワイズ・ブラウンの著作の1つです。
グッドナイトムーンもそうですが、この本も易しい単語が美しい旋律で繰り返されていて、クリスマスイブの厳かで、美しい雰囲気が感じられます。
ネイティブでない私たちでも、その空気を感じ取れるのはやはり作者のマーガレットさんの力量なのだと思います。
幼い時に、こういった美しい英語を聞いておくのはとても良いことだと思います。
▼古い本なので見つけにくいかもしれません。
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