【お母さんから、学校に行きたくない子にあてた手紙】をたくさんの人に読んでもらいたい。

先日、偶然にある手紙を読む機会がありました。

学校に行きたくないと言っている中学生のお子さんに対して、仕事に出かける前にお母さんが書いた手紙です。その内容がとても心に残るものだったので、たくさんの人に読んでもらいたい、自分の覚書としても、この手紙のことをブログにしておきたいと思いました。

書かれた方はsannaさんという方で、noteで子どもの貧困や離婚にまつわるテーマで記事を公開しています。こちらのリンク先から、その手紙と背景について読むことが出来ます。

sannaさんの他の記事にもいいなぁと思うものがたくさんあるのですが、そんなに昔から文章を書き始めた訳ではなくて、最近書き始めたと知って驚いています。言葉にして伝えること、それは小手先のテクニックなんかじゃなく「伝えたい」という気持ちが大事だと改めて思いました。

学校を休みます。

ある朝、からかわれた事をキッカケに、学校に行きたくないという娘さんのメモがテーブルにありました。

学校に合わないし、行きたくない。ママは私をわかってくれないし、尽くしてくれない。今日は学校を休みます。

出勤前の忙しい時間でsannaさんは娘さんに手紙を書きます。その手紙の内容は多くの親が同じようなことを思っていて、だけどなかなか言葉にできなかった事でした。真摯で思いやりにあふれた言葉。こんなふうに親の気持ちを伝えられたら・・・。この手紙を自分のためにも取っておきたいなとも思いました。

尽くすの意味の違いについて。

子どもから、もし「尽くしてくれていない」と言われたら、多くの親はどう反応するんだろう?「尽くす」って自分を犠牲にして捧げるイメージもあって重い言葉です。もし、私が自分の子どもからそれを言われたら「こんなにあなたのことを考えてるのに」「親は子どものためだけに生きているのではない」etc、いろんな悲しみや戸惑いが頭をもたげて冷静に反応できるだろうか?と思いました。カチンときて親子バトルなるか、すでに傷ついている子どもを更に傷つけるようなことを言ってしまうかもしれません。

でも、この手紙の中でsannaさんは、落ち着いて「尽くす」に対して、自分が考える意味について書いています。

ママはあなたに「尽くそうと思っている」気持ちはあります。(中略)尽くす、とは「惜しみなく愛情を注ぐ」ことです。

こんなふうにキチンと伝えられたら、子どもとの気持ちのすれ違いもずいぶん減るに違いありません。

「学校に行くこと」に対してのsannaさんの言葉から。

学校には行けるなら行ったほうがいい。

それは子ども本人だって親だってそう思っています。けれど、「行きたいのに行けない」になってしまった子どもに対しては、多くの親御さんはその気持ちを受け止めるのが精一杯で、子どもの気持ちを汲み取りながら「事態を好転させるための行動」まで伝えられないんじゃないかな。

「先生に言っても結局変わらない」というお子さんに対して、sannaさんは、問題に取り組む姿勢と、その具体的なやり方を示していて、そのことに目が覚めるような驚きを感じました。

思うだけでは、自分の気持ちを読みとってくれる人なんて、基本的にはいないと思った方が良いです。
あなたが手紙をママや小学校の時の〇〇先生に書いた時のように、思いを伝えること。それをしないまま「変わらない」という必要はありません。

(中略)
まず行動してみましょう。一人で行動するのが嫌なら、ママも寄り添って行動します。

もちろん、普段から「伝えることの大切さ」を子どもに話していないと急には無理だろうし、どんな子にも当てはまるものではないと思います。

けれど、sannaさんのお子さんは「学校に行けなくなった」ことを通して、自分で道を切り開く方法と経験を得るのかもしれないと思いました。

思うだけでは伝わらない。

私自身、英語を教えながら「英語が出来るより、もっと必要なことがあるよね?」と感じていました。文法や単語もいいけど、伝えようとしないことには始まらない。私達は日本語でだって伝えることに慣れていないです。

上っ面の言葉は要らないけれど、言葉という道具で上手くやり取りできたら、もっといろんな事がスムーズになるはず。

結局、そういうことを誰かと共有したくて、ブログを書いたり仕事をしたりしているのだと思います。

sannaさんの手紙はこちらで読めます。最後に「スキ」ボタンがあるので、いいなぁと思ったらポチしたらきっと喜ばれると思います。

こんな記事を書いています。

 

 

 

 

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