365good.jpというアドレスを持つ私のブログが始まって、今日で2年になります。
厳密にはその数ヶ月前にぼちぼちとブログを書き始めているのですが、きちんと自前のアドレスを決めて本格的に始めたのが2016年の3月14日なので、今日が本当のブログの誕生日のような気がするのです。
このブログを始めてから、色々な事が変わりました。こんなに自分と自分が見ている世界が変わってしまうとは想像もしていませんでした。
誕生日には自分を生んでくれた両親に感謝したりしますが、振り返ると、このブログはものくろさんがいないと生まれていませんでした。ものくろさんは私のブログコーチです。
というわけで、ブログを書く前の私はどうだったのか、2年経った今、どう感じているか書こうと思います。
師匠、いつもありがとうございます。
ものくろキャンプ | 学びで笑顔を作るコミュニティー -あなたの夢の応援団-
5年間放置されていたWordPress。
「起業するのなら、WordPressなんかでブログを書くと仕事に役に立つよ」と、ある方にアドバイスされてWordPressを始めたのが2000年です。おそらくアメブロでも何でも良かったのだと今なら分かりますが、何も知らない私は本屋でWordPressの入門書を買って、四苦八苦して設定しました。当たり前です、そのころの私は「パソコンって謎の箱」くらいの認識しかありませんでしたから。結局、私にはWordPressは難しすぎて、何も書かない時期が5年続きます。
それでも、「ブログ書かなきゃ」とずっと気になっていたところに、出会ったのがものくろさんでした。
5年間全く書けなかったのに、ものくろさんにWordPressの設定のやり直しをお願いしたとたん、一気にブログが書きやすくなって、毎日のようにブログを書くようになりました。まさに「ナンダコレハ?」な気分。しかも、WordPressの「あんなことをしたい」「こんな風に変えたい」も、私が何日パソコンの前にへばりついても出来なかった事を、ものの数分で完了してしまう。「ものくろさん、魔法使いレベル!」と心の中でエンドレスリピートです。
直感的に、ブログはこの人について行ったほうがいい!と思った私は、そのまま月一回のコーチングを受けるようになりました。
ブログを書く前の私。
ネットは怖いと思っていた。
ブログを始める前の私はネットに何か書き込むなんて、そんな恐ろしいこと・・・と思っていました。SNSは人に誘われたり好奇心で始めていたものが幾つかありましたが、たまにちょっと知り合いの動向をのぞく程度。
知らない人に自分の考えや暮らしを見せるなんて、とんでもないことでした。大体、私が何をしてるかなんて、他人にとってはどうでもいい事だし。
だけど、文章を書くのはキライじゃない気がする。コワイ、書きたい、コワイ、書きたい。そんな気持ちの綱引きをずっとしていた気がします。
書いてないくせに、質にこだわる。
ブログを本格的に書き始める前に、幾つか記事を書こうとしたことはあります。でも、その度に「こんな文章じゃ、だめ」「面白くない」「短い」「長い」と、自分で自分に文句をつけて公開しませんでした。
人に読んでもらうんだから、それなりのものでないと。読むに値するものしか出してはいけないと頑なに思っていました。ろくに記事も書いていないくせにです。
本当は嫌なんだけど、師匠が言うなら従います。
月に一度のコーチングは、ものくろさんに分からないことを聞いたり、書いたものを見てもらってアドバイスをもらいます。最初に言われたのが、「じゃあ、内容は何でもいいので1日に2つ記事を書きましょう。」というものでした。
え?絶対ムリ!と思いながら、師匠がそう言うのならやってみる!と決めました。
実は、今も1日に1記事以上書けません。書くのも1~2時間、時には3時間かかりますが、この毎日2記事のしばりがあることで、色々な自分のこだわりを壊すことが出来ました。以下は、本当は嫌なんだけど仕方なしにやったことです。
- 何でも書く。グルメ記事や商品レポート(自分がそれを書くことに何の意味があるのかと思っていた)
- 書く時間を制限する。速く書く。(本当は時間をかけて読み直したり調べたりして、満足いくものを出したい)
- 短い記事(自分が短いブログはあまり読まないから)
- 日記(自分の日常など、人の訳に立たないと思っていた)
- 出来てないこと、上手くいかないこと(やっぱり、恥ずかしいので、あまり書きたくない)
ブログを書き始めたばかりの私に毎日2記事は負担が大きくて、やりたくないと言っている余裕もありませんでした。短くても、気に入らなくても、とにかく更新するために書くしかありません。
そして、私が嫌がってやっていなかった事をやったほうがいい意味も、ものくろさんに教えてもらいました。
結果として、今までの自分と違う自分になる糸口になりました。今でも実は嫌なものリストの中身は好きではないのですが、そこにこだわると結局書くことのハードルが上がり、続かなくなるということも知っています。
相談する人がいる安心感。
今の私を知っている人なら、「ネットが怖いなんて嘘でしょ?」と思うかもしれません。でも、この不特定多数に自分の内面を見せるというのは本当に苦手でした。
それが、ここまで書けるようになったのは「アドバイスをくれる人がいる」安心感があったからです。
多くの人のブログが続かない理由は、最初は誰も書いたものを読んでくれない張り合いのなさだと言われています。私も最初は一桁からのスタートでした。
ですが、私はものくろさんから「毎日書く」ことを目標にするように言われていました。「何人に読まれているか」という自分でコントロールできないものを目指すと挫折するからという理由です。結果、その張り合いのない時期は一気に駆け抜けて、気がついたら日々私のブログを読みに来てくれている人がいる状態になっていました。
ものくろさんにブログをコーチしてもらっているコミュニティがあることも、同じことを頑張っている仲間がこんなにいるという安心感や刺激になっていました。
最初に、ものくろさんがいないと今の自分はいなかったかもと言ったのは、一人でブログをやっていたら高い確率で、挫折していただろうと思うからです。
少しづつだけど、自分と周りの世界が変わっていく。
「ブログで紹介してた本を買ったよ。いい本だった、ありがとう」「ブログに書いていた○○なんだけど・・・」気がつくと、色んな人が私のブログを読んでくれていて、それをフィードバックしてくれるようになっていました。書評を書くと、著者の方が私のブログを紹介してくれる事もあります。
ブログについてお礼を言われると「自分は小さいことでも感謝されることをしたんだ」と気持ちが満たされます。すごく幸せな気分になるのです。
2年も経つと、少しはWordPressを自分で扱えるようになり、それまで全く興味がなかったITやSNSの仕組みも分かるようになってきました。分かってくると、もっと知りたくなってワクワクします。
ブログを書くことで、幸せに感じることが増えているのに時々気づきます。そう感じるのって、私だけなんだろうか?
場所と時間を超える、もう一人の私
ブログを書くことで、新しい人にも知り合いました。その多くが遠くに住んでいて、普段ネット上でしか会えない人です。でも、大きな影響をうけていたりします。
1年ほど前に書いた記事を掲載したいと言ってくれるサイトがあったり、忘れた頃にずっと前の記事の感想をくれる友人もいます。そんな風に、ブログがあることで過去の自分がふっと自分の前に現れることが度々起こるようになりました。過去の自分と今の自分がブログという細い線で繋がっている感覚です。
ブログは今日書いたことが、数ヶ月、時には半年くらい経って多くの人に読まれるようになるので、何事もすぐに結果が出ないのは当たり前だと思うようになりました。すぐ結果を求める過去の自分からは考えられないことです。
ブログは普段人には話さないようなマニアックな事も好きなだけ書けるので、(隠しているわけではないですが)リアルでは出していないもう一人の自分がいます。するとブログを読んだ方が、その話題をふってくれるので、本来の自分に近い形で人と接することができて、自分の丸ごとが受け入れられている安心感を感じるようになりました。
ブログの中には、そんな風に距離も時間も飛び超えた、もうひとりの自分がいます。
あれから2年、多分ものくろさんにコーチを頼んでいなかったら、確実に今の自分とブログは存在していなかったと思います。
そして多分、ブログを始めていない自分より、今の自分の方が幸せです。
こんな記事も書いています。
人生はいつ終わるか分からないから、後悔しないように過ごさなきゃと思う。私のメメント・モリ。
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