他人の力を借りることについて考えさせられた本 『抜擢される人の人脈力』 岡島悦子さん:著 【書評】

私の生活に「人脈」という言葉はほとんど出てきません。もしかしたら、知り合いや仕事で会う人、一緒に勉強している仲間や、アドバイスをくれる人を人脈と呼ぶのかもしれませんが、その人達を「人脈」だと思ったことはないなぁとブログを書きつつ思っています。

昔の私は「どうやったら自分が認められる人になれるんだろう」と考えてばかりでしたが、最近は、しょせん一人の力なんて大したことはないと思うようになってきました。

一人で出来ないことも、力を合わせれば出来る事にも気づいてきました。

そうなると、「自分ひとりではなくて、誰かの力を借りる。または自分の力を上手く使ってもらうにはどうしたらいいか」が気になってきました。

そんな時に、偶然読むことになった本が「抜擢される人の人脈力」です。私が読むべき本だから、このタイミングで私の手元に来たんだろうという気がします。

もう一つ、面白い縁。この本の読書会のお誘いがあった。

もう一つ面白いことに、この本を一緒に読みませんかと知り合いから読書会のお誘いがありました。

これも、やっぱり仲間と何かやってみなさいというサイン?に思えたりして。

読書会では、私がサッと読んでしまったところに深い印象を持った人や、私と違う解釈をしている人がいたり、自分だけでは気づかなかったことを気付かせてもらいました。

自分と違う物の見方をする人と話すって楽しい。みんな考え方のクセや経験が違うからこその楽しさです。

そして、読書会でも、仲間や縁を作りなさいと言われた。

読書会では、自分がこの本に質問したいことを書いて、他のメンバーがその本から答えらしきことが書かれた部分を探す活動をしました。

私の質問はこんな感じです。

「なにか仕事を任された時、やりきる姿勢が大切とありました。若くて体力があれば出来ますが、置かれた環境や体力、時間の制限がある場合、どうしたらいいでしょう?一方で作者の岡島さんの働いてきた環境は、やり込んで時間をかけるより、8割の出来でもスピードをもって仕事をこなす方が評価された印象を持っているのですが、がんばる事と効率よくこなす事のバランスはどうやって取れば良いのでしょう?

それに対して、メンバーが本の中から選んだ場所は「自分の弱点を補う仲間をつくる」「仕事をやりきりたくなるような縁(よすが)を大切にする」「3種類の自分の理解者を揃える」という部分でした。

つまりは、無理をするでもなく、仕事の質を落とすでもなく、出来ないところは仲間に補ってもらいなさいと言われた気がしたのです。

今までの私は人に頼るのが苦手で、周りに助けを求める事も出来るだけ避けてきましたが、そろそろやり方を変える時なのかもしれません。

自分だって頼られて協力したことが上手く行ったら嬉しいんだから、周りの人に頼ることは「満足や充足感」を渡すことでもあると、最近ようやく気づいてきました。

人との関わり方を考え直す良いキッカケになった一冊でした。

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