今日はお盆で、お墓参りに行ってきました。
そう言えば、イタリアにもお盆のような、お彼岸のような日があって、留学時代、アパートの大家さんが「今日は死者の日だから、お墓に行ってくるわ~。」なんて言っていて面食らった記憶があります。
イタリアはカトリックの国だけれど、日本みたいにお墓参りの日があるんだなぁと親近感を持ちました。
「死者の日」はGiorno dei Mortiと言って毎年11月2日です。
ハロウィン、諸聖人の日(万聖節)、死者の日の関係
さてハロウィンは元々はケルトのお祭りでキリスト教のお祭りではありません。ハロウィンは10月31日と決まっています。
その翌日の11月1日はキリスト教のカレンダーでは諸聖人の日(万聖節)、次の日11月2日が死者の日となっています。
諸聖人の日は、全ての聖人と殉教者を記念する日とされています。翌日は聖人ではない死者に思いをはせる記念日になっています。
何度か「万聖節」という言葉を聞いたことがあって、それって何だろうなと思っていたのですが、この11月1日のことだったんですね。
で、本題なのですが、Halloween(ハロウィン)の語源は、Hallow(聖なるもの)+Eve(前夜)から来ていて、つまりは翌日の万聖節のイブという意味だったんだそうです。
詳しくは、ウィキペディアのハロウィンのハロウィンに重なっている諸聖人の日に詳しく出ていますが、キリスト教での1日は前夜の日没から次の日の日没までを1日とカウントするので、正確には10月31日はすでに万聖節になっていたというややこしい事になっています。
カトリック教会では11月1日を「諸聖人の日」(古くは「万聖節」とも)としているが、英語の「ハロウィン」は「諸聖人の日(万聖節)の夜」を意味する “All-hallow Evening” の短縮形をその語源としており、現在確認されている使用例は、16世紀にみられるものが最古である
ウィキペディアより引用
前夜なのだか、当日とするのか混乱しますが、元々、宗教に関係のないお祭であったハロウィンと宗教的な記念日である万聖節が微妙に重なりあって、ハロウィンという言葉にも反映されているところに歴史を感じます。
という事で、お盆だな~と思って「死者の日」について書き始めたところ、何故かハロウィンのお話になってしまったのですが、色々知らなかった事が分かって面白かったです。