我が家の家族はニョッキ好きなんですが、今までニョッキを作っても、満足ができる仕上がりのものを安定的に作れないでいました。おまけにじゃがいもを茹でて粉を計量して、こねて茹でてというプロセスが面倒くさい。
ところが先日やってみた方法が味、手間ともに「なかなかいいぞ!」というものだったので、記録しておきます。
私のニョッキ失敗あるある。
- じゃがいもを茹でると水っぽくなって、レシピ通りに小麦粉を足すとべちゃべちゃになる
- じゃがいもを潰すのが面倒で適当に潰す→ダマが残って口当たりが悪い
- 茹でた後にすぐ作業しなかった(他の用事の合間に料理する)→じゃがいもが冷えて潰しづらく、やっぱりダマ。
- じゃがいもがまとまらない時にレシピより大量の小麦粉を足す→粉っぽくて味がイマイチ
こうやって列挙すると、じゃがいもの個体差によつて茹で上がりの水分量がマチマチになり、レシピ通りにいかないのが大きな原因かも。また、茹で始めると続けて一気に作業をしてしまわなければいけないのも気軽に作れない理由です。
このあたりを解決すべく、ホットクックを使ってなめらかニョッキを作ってみました。
材料
じゃがいも 4個
粉チーズ 50g
強力粉 じゃがいもの重量の約30%(じゃがいも500gなら150g)
卵 1個
卵、粉チーズはじゃかいもが大体500gなら、数量は変えません。じゃがいもは家にあったインカのめざめ3個とキタアカリ1個のミックスで。インカのめざめは少し甘みがあって大好きです。
なめらかニョッキの作り方
蒸す
①ホットクックのメニュー番号86 水大さじ3で蒸す感じです。今回はちょっと早めにストップしないと焦げそうだったので芋の蒸されたいい匂いがしてきたら蓋を開けて様子を見たほうがいいかもです。
つぶす(こす)
②茹で上がったら、じゃがいもを濾します。マッシャーでつぶすほうが早いですが、今回はなめらかさを優先します。なるべく目の粗いザルを使えば、作業自体も早いし、ザルを洗う後始末も楽です。
写真は濾したじゃがいもに粉チーズを入れたところ。
混ぜる
③粉チーズとじゃがいも、強力粉、卵を混ぜたところ。切るようにサックリ混ぜる。こねると粘りが出て美味しくなくなる。
ここまで作ったら中断してもOK
この日は途中で外出する予定があったので、料理を中断。いくつかのまとまりに軽くまとめてラップをし、冷蔵庫で寝かせる。
成形
④まな板の上に打ち粉(小麦粉)をして、生地を細く伸ばす。8mmくらいの厚みにカット。じゃがいもが均一に漉されているので切り口がきれい。
この後フォークで溝を作ります。これは茹でる際にじゃがいもに均一に熱が通すのと、ソースとニョッキをしっかり絡めるためです。溝があった方が可愛いけれど、時間がない時は真ん中を凹ませるだけでもいいと思う。
この間にホットクックでお湯を沸かしておく(IHでお湯を沸かすより早い)。そのままホットクックでニョッキを茹でるのは難しいので、お湯が沸騰したらIHで使える大きめの鍋にお湯を写す。
ニョッキを茹でて、別に作っておいたソースと絡める
⑤たっぷりのお湯でニョッキを茹でる。浮き上がってきたら引き上げて、別に作っておいた温かいソースのフライパンに入れる。フレッシュのハーブがなかったので、乾燥パセリを使いました。
今回のソースは牛乳と生クリームでしたが、トマトベースやバターのソースもポピュラーです。
出来上がり!
まとめ
茹でないで蒸したことで、じゃがいもが適度な水分になったこと、目の荒いザルで濾したことでダマのない均一な生地が出来たことが成功したポイントだと思います。旨し!