ちょっと奮発して好きなコーヒー豆を買ったら、一緒に美味しいケーキも食べたくなって久しぶりにプティ・ショコラに寄りました。
するとドアに「3月31日をもって閉店します」の張り紙。
え?どこかに移転するの?どういうこと?
動揺しながら店内に入ると、店内にも同じような張り紙。移転するわけでもなく、完全閉店のお知らせです。
札幌で一番好きだったケーキ屋さん
プティ・ショコラは今までブログで紹介していなかったんですが、札幌で一番好きなケーキ屋さんでした。
家族の誕生日は大抵ここのケーキをホールにしてもらって、モンブランとかサンバとか、家族のそれぞれの好みのケーキがあって、どれも思い出深いんです。
最後にホールケーキの予約をしようと思いましたが、閉店に向けて、もう予約も受け付けていないとのこと。もう食べられないと思うと残念でなりません。
生まれて初めての事ですが、ケーキ屋さんが閉店してしまうと聞いて、ちょっと泣きそうになってしまいました。
食べられるだけのケーキを買ってしまった。
▼アイヤシュッケ
▼サンバ
▼イチゴのタルト
▼クレーム・ショコラ
オーナーシェフの急逝。
後でネットで調べて、昨年9月にオーナーシェフが急にお亡くなりになったと知りました(真偽のほどは確認していませんが)。それが閉店の直接の原因かどうか定かではありませんが、さらにやるせない気持ちになりました。
私にとって、多分プティ・ショコラのケーキはただのケーキ以上の存在で、それぞれのケーキに家族のたくさんの楽しかった記憶がくっついているのです。
自分もサービスを提供している立場なので、商品がなくなってしまうこと、それを惜しむ人がいること、など取り留めもなく考えました。自分が作ったものが誰かの人生の一部になっていくのだなぁ、そんな愛されるものをずっと提供し続けてくれたプテ・ショコラさんに感謝と尊敬の気持ちを抱いています。
あぁ、本当に残念だなぁ。きっと今店頭に出ているケーキはお弟子さんが作っているのに違いありません。またどこかで同じケーキを出してくれないかなと淡い期待を持ちつつ店を後にしました。
ありがとう、プティ・ショコラさん。