新学習指導要領の施行に先駆けて、子ども達の学び方の変化が起こっています。
今までは先生が一律に生徒達に情報を与え、生徒達は受け身で勉強していくのが普通でした。厳密には同じではありませんが、詰め込み学習や、暗記型と言われる日本の学習スタイルだったわけです。
ところが社会では、答えのない問題を解決する力を持った人材、自分から行動する人材が求められるようになっています。それが世界のスタンダードでもあるので、日本の教育も変わっていこうとしています。
学校だけではなくて、私達のような児童英語の先生も無関係ではありません。言葉だけでなく世界でも通用する態度
今日、紹介するラップブックは自分で考えて、自分で行動する、そういう自立的な勉強方法にぴったりな表現方法です。
ラップブックとは?
ラップブックについては、今現在は日本語のサイトがほぼ見つからないので、海外のサイトを参考にご説明します。
元々はアメリカのホームスクールティーチャーが考えたもので、紙製のフォルダーを使って色々なパーツを貼り付けたプレゼンテーションボードです。
Googleでlapbookと検索すると様々な言語で作り方や作例、授業への導入アイデアが見つかります。
自分も作ってみて分かったのですが、自分の学習したことをラップブックにまとめようと思うと、どう表現しようか?何をどういう風に載せようか?などなど、すごく頭を使うのです。
同じ事を学習しても、個人個人で全く違うラップブックが出来ます。受け身の学習とは全く違う自分で考えて、自分らしく表現する学習スタイルだと感じました。
特に調べ学習に向いていそうですが、どんな教科、どんな学習項目にも使えます。
まずは手間のかからない簡単な作り方
ラップブックはとても創造的な活動なので、手をかけ始めると準備時間も制作時間もいくらでも伸ばす事も出来ますが、まずはサクッと出来るバージョンをご紹介します。
今回は可算名詞と不可算名詞の違いをテーマに作ってみます。
用意するもの
- 個別フォルダー
- 定規
- のり
- ハサミ
- 鉛筆
- ペン(写真はフリクションサインペンですが、フリクションである必要はありません)
- 両面テープ(あれば便利)
- 透明な荷造りテープ(こちらもなくても大丈夫)
- パーツとなるもの(付箋、小さな封筒、シール、色画用紙、カードなど)
ベースの台紙を作る
個別フォルダーを開き、真ん中で合わさるように折りたたみます。見出しの凸凹は重なっても重ならなくてもOK。
どんなレイアウトにするのか仮置きして考えます。
本当は子供達に任せると、自分で考えて工夫するところに学びがあるのですが、限られた授業時間内に作業を終えてもらいたい時は先生がある程度道筋を決めておいたほうが良さそうです。
どこまで先生の指示通り作ってもらうかが、一番悩みどころかも。
パーツを張り込みます。
こういったパーツは100均ショップに行くと既にデザインされた可愛いものがいっぱいありますね。これを一つずつ作ってたら、どれくらい時間がかかるか分からないですね。まさに100均様々。
ここからは生徒達に作ってもらうところ(作例)
後ほど追加します。
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