Kindle出版の原稿、ぼちぼちと進めています。
今日は校正をしていただく方との打ち合わせ。オンラインでのミーティングです。
Kindle出版はセルフパブリッシングなので、本当はプロの校正さんを頼まなくてもいいのかもしれません。でも、逐一私の文章を見て頂くことで、私自身の学びになると思ってお願いすることにしました。
今は英語を教えていますが、なんとなく将来は英語そのものより文化の違う人にどう自分を伝えるのかが大切になっていくような気がしているのです。その時に日本語をしっかり扱えるということは教える人として私のアドバンテージになるはずです。
今回、校正の方と一緒にKindle出版を経験することで、もっとブログの文章も読みやすいものになると良いな、とも思っています。
書くのか、描くのか?打ち合わせで話した印象的だったこと。
事前に頂いたリストを元に、私が特にどんな事をお願いしたいのか等をお互いにすりあわせていきます。その中で印象的だったのが「書く」を使うか、「描く」を使うかという質問です。
今回の本の内容は、ビジュアルを使ったノートの取り方のついてです。(絵を)描くと(字を)書くのどちらかで統一するのか、または一定のルールで書き分けるのか?という質問が校正さんから投げかけられました。
私もかくの漢字表記の扱いは既に気になっていましたので、自分の中では字をかく時は書く、絵や図をかくときは描くにしたいと伝えました。すると、では一つの文章に2つのかくが入った時は、どうしたいですか?と更に聞かれます。正直、そこまで考えていませんでした。どうしたらいいでしょうか?とアドバイスを求めると、例えば挿絵を入れるといった別の言葉にする方法もありますよ、と教えてもらいました。
なるほど。その手は気づいていませんでした。
上に書いたかくの漢字表記をどうするかの説明は、まさにこの問題を表していて、一段落に幾つものかくが入っていると、読み手にはとても負担が大きいのです。
校正者とは単に誤字脱字を見つける人だと思っていましたが、こんな繊細な所まで考えるのかと印象的でした。(厳密には校閲的な仕事になりますが、校正者が校閲をすることもあります)
まとめ
いままで何の気なしに読んでいた本が、こんなプロセスを経て自分の元に届いていたのかと思うと全く違って感じられます。
想像以上に読み手のことを考えて書かれているんだなぁと思うのと同時に、その過程を経験することで、また新しいことが見えてくるんじゃないかと楽しみになってきます。
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