今年読んだ本の中でもお気に入りの「ゆっくり、いそげ」。
この本の舞台は国分寺のクルミドコーヒーです。札幌に住んでいる私は頻繁に東京、しかも国分寺は足を運べません。クルミドコーヒーのコーヒーはどんな味だろうと思っていたら、そのコーヒーは札幌の菊地珈琲から仕入れているということが分かりました。
札幌で店舗数を伸ばしているモリヒコさんもここの豆を使っているとか。
同じく菊地珈琲の豆を使っている東京のマメヒコさんのブログはどのように菊地珈琲の豆が焙煎されているか詳しく書かれています。
菊池珈琲さんはウエシマコーヒー出身のオーナーが自ら焙煎しカフェとコーヒー豆の卸業をしているようです。
私が知ってるカフェだけでも、こんなに何店舗も菊池珈琲さんの豆を使っているなんて、驚きです。
しかもそれが札幌にあるなんてラッキーすぎる!
これは行くしかないでしょうと、いそいそと出かけてきました。菊地珈琲は札幌に何店もカフェを出店しているのですが、今回行ったのは本店です。地下鉄東西線西18丁目から5分も歩かない便利な場所にあります。
▼店舗外観。昭和の雰囲気!これはカフェと言うより喫茶店と言った方が正しいかも。このレトロ感、かえって好感が持てます。
▼店内に入って、中から道路側を見たところ。ランチ時間に伺いました。常連さんのような方、そして豆を買いに来るお客さんが絶え間なくやって来て、店員さんは忙しそう。
とりあえずオリジナルブレンドを頼みます。一杯300円って、すごく良心的です。
こんなに雑味がないコーヒーは初めてです。「へぇー」とビックリ。でもね、味がないわけじゃないんです。不要な味がないと言った方が近い感じ。味がクリアなんです。
決して濃くないんですが、薄くて頼りないというわけでもない。好きかも。この味。
▼お腹も空いていたので、ランチにホットサンドを。ん?野沢菜が入った和風ホットサンド?これは試してみないと。ゆで卵、バナナがついて330円って、なんてリーズナブル!
▼一組はチーズ、一組は海苔とワサビが入っています。これはこれで斬新な味なのですが、コーヒーと組み合わせなくてもいいかな。次に来る時は洋風のサンドにしよう。
▼私が座ったのはカウンター席。店内にいるお客さんも常連さんが多そう。そして、入れ代わり立ち代わりテイクアウトのコーヒー豆を買いにお客さんが来店します。
▼店内に菊地珈琲についての新聞記事が張ってありました。なるほど、なるほど。何も予備知識がなくコーヒーを味わうのも楽しいですが、こうやって作り手がどんな考えでそのコーヒーを作っているのか考えながら飲むと一層美味しく感じます。
▼レジのガラスケースは量り売りのコーヒー豆が売られています。帰り際にオリジナルブレンドとヨーロピアンブレンドを購入しました。メンバーになるとさらに20%オフで買えます。挽きたて、美味しい、安い、となると、たくさんの人が豆を買いに来るのも頷けます。
買ったコーヒーを飲み比べてみる。
家に帰って、この2つを飲み比べてみたら全然印象が違う!
同じカフェで買ったのに、銘柄を変えるだけでこれだけ印象が違うと、一般的なカフェのレビューも飲んだコーヒーによって大きく変わるだろうなと思いました。
そのレビュアーさんは、たまたま好みに合わない銘柄をえらんだかもしれないですし、自分と感じ方が違うのも想像できます。最近薄々そう感じていたのですが、今回の飲み比べでさらに他人のレビューは参考程度にしようと思いました。
基本情報
名称:菊地珈琲 本店
住所: 札幌市中央区北1条西20丁目3-33
営業時間:7:00~ 19:00
定休日:日曜、祝日
電話:(011)612-5688
HP:<a href=”http://www.kikuchicoffee.co.jp/”>7:00~ 19:00</a>
駐車場:有り