セブへの留学が決まって、諸々の準備が始まりました。今日は海外滞在のための予防接種のお話です。
サウスピークからは長期ならA型肝炎と破傷風、短期ならばA型肝炎の予防接種を推奨されました。私は1ヶ月未満の滞在なので、留学としてはかなり短期です。打つとすればA型肝炎の予防接種ですが、なくても良いような気がします。どうしようか、ちょっと迷うところ。
A型肝炎とその予防注射について調べてみました。
A型肝炎とはどんな病気?
A型肝炎は衛生状態のいい日本ではあまり心配する病気ではありません。でも感染リスクのある国はこんなにあります。
FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|A型肝炎 より引用
病原体はA型肝炎ウイルス(hepatitis A virus)です。
感染経路は、汚染された食物などを摂取することによっておこる感染、ウイルスが付着した手で口に触れることによる感染があります(経口感染)。また、性的接触による感染(糞口感染)もあります。
東京都感染症情報センター » A型肝炎 Hepatitis A より引用
セブでは、食中毒にならないように生水や火の通っていないものを口にしないのは必須ですが、A型肝炎を予防するという上でも、食べ物には気をつけなければいけません。
年令によって、A型肝炎にかかった後の危険度が異なる。
A型肝炎に最もかかりやすく、症状も軽いのが幼児期です。現地では多くの人が幼い頃に感染するのですが、一度かかるとその後一生免疫が出来るそうです。日本でも戦後すぐの頃にはA型肝炎の流行はあったようです。
衛生状態がよくなった現在の日本にはほとんど免疫を持った人はいなくなっています。
また、若いうちに感染すれば症状が出ない場合も多いのですが、40才~50才以上に感染すると劇症化、死亡するリスクが格段に上がるそうです。
公的な機関のサイトではないのですが、以下のサイトに詳しく書かれていて、とても参考になりました。
肝炎を発症した例での死亡率(case-fatality rate)は14歳以下で0.1%に止まりますが、年齢と共に上昇して、40歳以上では1.1%になります。別の調査でも、50歳以上の発症後死亡率は1.8%にも及んでいます。
日本人はあまり接種しないが、日本人以外は予防接種率が高い。
検索して色々と調べてみると、長期の留学でさえ予防接種をしないといっている方もいて、短期留学の予定の私はどうしようかなと迷うところ。
しかし、あまり予防接種をして行かないのは日本の傾向であって、オーストラリアや他国から来る人は高確率で接種しているようです。
札幌で予防接種を打ってくれるところを探してみた。が、高い・・・!
旅行前に予防接種を実施している機関はこちらのページから探せます。
私の住んでいる北海道で、このサイトには登録しているのはこの3件でした。でも大きな病院は紹介無しで行くと初診料を支払わねばなりませんし、トラベルワクチンを扱う個人病院でもA型肝炎のワクチンは結構なお値段でした。
さすがに1万円を超えると、ちょっと躊躇してしまいます。
かかりつけ医に相談してみよう。
そこで閃いたのが、かかりつけ医に相談してみる事でした。
電話で相談したところ、ワクチンを用意するのに2日から1週間位かかるが、予約すればOKとのこと。
お値段もA型肝炎のワクチンなら8000円もしないで受けることができます。
病院によっては受けてくれないこともあるかもしれませんが、私はかかりつけ医で接種することにしました。
3週間しかいないからこそ、そこで病気になっては元も子もありません。
海外渡航に際して、予防接種をお考えの人は、かかりつけ医に相談してみると、ちょっとお安く済ませられるかもしれませんね。