慎重な人は断捨離が苦手なのか?|捨てるのに疲れてしまうストレングスファインダー資質とその対策。

先日、ストレングスファインダーの勉強会に行ってきました。自分、周りの人の強みを知って、さらに活かそうというのがストレングスファインダーの考え方です。

私の資質の中には「慎重」という特徴があります。

慎重な人は、断捨離に向いているのか?向いていないのならどうしたらいいのか?について書こうと思います。

慎重な人とはどういう人か?その長所と短所。

慎重な人と一言でいっても、色々なニュアンスがありそうです。

ストレングスファインダーはアメリカのツールなので、慎重さはdeliberativeと表します。辞書では、その動詞(deliberate)の方が意味が詳しく載っていたので、そちらから引用してみます。

deliberate
【自動詞】
〔意思決定のために〕熟考する、慎重に検討する
〔他の人とともに〕審議する、協議する
〔陪審員などが〕評議を行う文例
【他動詞】
~を熟考する、~を慎重に検討する文例
〔陪審員などが〕~について評議を行う
【形容詞】
よく考えた、熟考した上での文例
故意の、意図的な、計画的な
〔人や行動が〕悠然[ゆったり]とした

アルク 英辞郎より

まとめると「よく考え、熟考する」という意味になります。

ストレングスファインダーでは、「用心深く、常に不測の事態に備えて、あらかじめ綿密な計画を立てることができる。人生に潜む危険を明確にし、その危険の大きさや影響範囲を推量し、細心の注意を払って進むことができる」人だとカテゴライズされています。グループを成功に導くのに、いてもらうと大いに役立つ人でもあります。

ひっくり返すと、「即決できない。思い切って飛び込めない。」ということにもなり、どの資質にも言えますが、それは長所にもなり欠点でもあると言えますね。

慎重な人は断捨離に向いていない?

勉強会で、私と同じ「慎重」を持った方と話していた時に「慎重」の資質と「片付け」の関係について面白い話を聞きました。

その方は、ライフオーガナイザーとして「片づけのプロ」を仕事にしようかどうか迷われていたらしいのですが、ストレングスファインダー講師の方に「慎重な人は、捨てた後の不測の事態や危険がすぐ思い浮かんで捨てるのに疲れちゃうから、向いてないかも?」「やるなら捨てないライフオーガナイザーの方がいい」とアドバイスを受けたそうです。

慎重な人は「これを捨てたら、今後どんな不都合が起こるのか?」を、自動的にぐるぐる考え始めてしまうらしいのです。

「捨てるのに疲れる人と疲れない方がいる」という切り口に、私は「その視点はなかったな~。」と感心してしまったのでした。

確かに自分のことを考えると、これ捨てようかなと思った時に、軽く10個くらいは「いや、待てよ。」という「将来困ること」を自動的に思いつきそうです。

どれくらい捨てるのを思い悩むのか、あまり人と比べることはないですが、今を大切にする人、楽天的な人は、捨てる時にそんなに悩まないのかもしれません。

 慎重な人は心配するのが本能。学習で捨てるべき理由を自分に教える。

慎重な性格のわりには、私は結構さっさとモノを捨てる方だと思います。

確かに「これを捨てたら今後どうなるのか?」は私も結構考えますが、モノが多すぎる不利益のほうが大きいと学習して知っているので、「捨てる方が不都合が減る」という判断をして、捨てている気がします。

やっぱり先の事をぐるぐる考えて捨ててますね・・・。「捨てるのが不安」という本能を「捨てないほうが困り事が起きる!」と理性で抑えこんで捨てているのかも。

捨てる時には、こう考えることにしています。

捨てる時に私の頭に浮かぶ言葉はこんなものです。

  • すぐ必要なものが出せないがために、チャンスを逃すのはいやだ。
  • 片付いていないために、大事なものを無くすリスクの方が重大。
  • 3年以上使わないものを置いておくために、自分は家賃をどれだけ払っているのか?
  • 私は探しもので1年にどれくらい他に使えたはずの時間をムダにするんだろう?
  • 捨てた後で、「捨ててスッキリした」と「捨てなきゃよかった」を感じる割合が8:2ならベストな割合。

ほとんど全て「~はいやだ。」系なのでお恥ずかしいのですが、根が心配症なので「捨てないともっと困るよ」という言い方が、行動を促すのかもしれません。

一方、自分を安心させるルールや言葉もあります。

  • 捨てた後で、「捨ててスッキリした」と「捨てなきゃよかった」を感じる割合が8:2ならベストな割合。捨てなきゃよかったは必ず思うものと心得る。
  • 捨ててしまっても、「代わりになるものがある、買いに行く、人に借りる」など大事に至らない事が多い。
  • もし「捨てなきゃよかった」が2割以上になったら、捨てすぎだから調整する。

捨てて一大事になりそうなものは「捨てない」判断になるので、これは除外することで安心。

こうやって見ると、自分の不安な気持ちに引っ張られて、捨てる判断を迷わないように、あらかじめルールを決めているんですね。

まとめ

今月は2回ぐらい、「しまった、捨ててしまった!!」と思うことがあって、どちらも少し後悔しましたが、人に借りる、新しく手に入れること、で大事なく解決しました。

慎重な人は、①捨てない方が困ったことが起きている ②自分はどれくらい「しまった」を受け入れられるか?を意識すると上手くいくかもしれません。

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