月に一度、メンバーで課題図書を決め、グラフィックレコーディングを書いて、それを持ち寄りアレコレ話す読書会に参加しています。
「グラレコ教育学の会」という名前の読書会に参加しています
本のグラレコ=書評のビジュアル版といったようなものになるかと思いますが、それを見せあって率直な意見を言い合うというのがメチャクチャ勉強になります。皆さんグラレコを描かれるので(というか私より上手な方ばかり…)、「どういう意図でこれを描いたの?」「ここはこうした方が分かりやすいね」など、自分が気づいていなかった鋭い意見がもらえる場は本当にありがたいです。
教育ジャンルの本に限ることになっているので、児童英語しかやっていない私がなかなか出会わない本を読むことも出来ますし、それを何人もの人で「あーでもない、こーでもない」と話していると、自分と違う見方や新しい知識にも出会います。
今月はおかわりグラレコ
先月の課題図書は「第三の書く」という本だったのですが、自分のグラレコにフィードバックをもらって「描き直したい〜!」という声も多かったので、今月は「おかわりグラレコ」と称して同じ本をもう一度描き直すということになりました。これが思いのほか良かったです。
ここに載せているのが私の第1回目と第2回目のグラフィックレコーディングです。急いで描いてグチャグチャだし、間違いもあるのですがそのまま載せておきます。
第1回に書いた時には、そもそも時間がない中で本を駆け足で読んだのできちんと内容が読めておらず、用語の使い方自体を間違っています。メンバーからのコメントがなかったら多分気づいていなかったと思います。
構成として上部に本の内容、下に自分がその本を読んで気づいたことを描いたのがとても分かりやすいと言われたので、2回目はもう一度きちんと本を読んで同じ構成でブラッシュアップしてみました。
加えて最近は考えを図解で表す力を伸ばしたいなと思っているので、なるべくイラストに凝らない挑戦もしています。
メンバーからは以下のような意見をもらいました。
良いところ
- 線を変えて赤色が増えたところがすっきりして見やすくなった
- ”My Point of view” の横に「みんなと話してみたいこと」と書いたことでグッと内容に入り込むことができた(読む人に親しみをもってもらえた?)
気になるところ
- 左側の四角の箱2つは対立関係なのか?(よく考えないで矢印を引いた結果、見る人に混乱を与えていることがフィードバックから分かりました)
- 真ん中の図が見づらい(確かに自分でも分かりづらいなと思いつつ、描いていました。その後に別のメンバーの図解を見て、こんな描き方があったか〜!と目からウロコ)
今回の「おかわりグラレコ」に参加して
同じ本を描いたグラレコを同時に見ると様々なことに気づきます。頭の中が紙に表現されたグラレコは自分と他者の興味や思考の違いが色濃く出て、それはそれは面白く気づきが多いのです。
それを元に話をすると、グラレコでは見えなかった描き手の意図や工夫も教えてもらえます。それって私にとっては他では経験しない大きな学びです。
それだけでもすごく価値があるのに、同じ課題を2回書くと更に面白いことが経験できました。新しい気づきがあったり、前回とは違うことを考えてる自分に気づいたり。とにかく一回書いて忘れてしまうよりもはるかに考えることや記憶に残ることが豊かになったと感じました。
そもそも本を何人かで読むというのは「自分と違う気付きや視点を得られてお得だな〜」と思っていましたが、同じ本を時をおいて再度描くという体験を通して理解と定着が深くなったことを実感しました。
またやりたいなぁ。