プレゼントを探すときの私はけっこうネガティブ思考です。
喜んでもらいたいけれど、自分が組んでいる予算はたいてい相手だって払える金額です。
本当に欲しいものなら、とっくにもう買っているだろうし、色とか柄とか好みと違ったらどうしよう。
お店の棚の前をウロウロしながら、相手にとって要らないものを渡したら迷惑だし・・・なんて思ったりして。プレゼント選びは難しいです。
もらったら嬉しかった、良いのは知ってるけど買わない物。
数日前、クリスマスプレゼントだといって「中川政七商店のふきん」をもらいました。
中川政七商店のふきんはずっと昔に買ったことがあって、その吸水性も使い心地も知っていましたが、価格はふきんとしてはお高めです。
ふきんは消耗品。清潔できちんと役割を果たしてくれれば、ホームセンターで買ったものでも十分です。だから一度買った後は、良いものだとは知っていても自分で買うことはありませんでした。
でも、もらってみると、なんだかとっても嬉しい。本当は、柄が入ったものやキッチンの雰囲気と合わない色は選ばないのですが、それでもやっぱり嬉しい。
別にとても欲しいものじゃなかったし、ちょっと私のルール(キッチンに置くモノの色や形とかを決めていて、合わないものは買わない)とも違うんだけど、嬉しかったのは、どうしてなんだろう。
私のことを気にかけてくれているのが分かったから。
中川政七商店のふきんは自分のためには買いませんが、誰かにプレゼントするなら買うかもしれません。だって、品質がいいのは知っているから。
私は、プレゼントをくれた人に中川政七商店のふきんの良さを話したことありました。それから、動物ならハリネズミが大好きなことも。
私が普段話していることをちゃんと覚えてくれていて、時間を使ってこれを選んでくれたんだなと思うと、ありがたいなと思いました。
そしたら、普段の自分のルールとか、すでに持っているとか持っていないとか、どうでもいいと気づきました。
ああ、自分もこうやってプレゼントを選べばいいんだなと思うと、とても気が楽になったのです。
がっちり相手の欲しいものじゃなくっていい。
一生懸命選んだプレゼントでも、相手の本当に欲しいものじゃない時もあると思います。でも100%相手に喜んでもらえるものを選ぶなんて、難しすぎます。
外すことだってあるかもしれないけれど、相手のことを思って選べば、さすがに「もらって困る」は無いですよね。
プレゼント選びは「ほしいもの」打率10割をねらうのは止めて、「喜んでもらえるかな」だけ考えていればいいんだと思います。
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