先週末に子供向けの英語合宿がありました。過去には見学、講師として参加していましたが、今回は講師プラス運営側として準備から実施まで関わりました。
今までは本部のスタッフさんが全部お膳立てしてくれたものに部分的に参加するという形でしたが、今年は地元の札幌が主導権をもって計画、実施するという初めての試みです。
様々なハプニングもありましたが、沢山の先生方の尽力で無事に終わりました。正直「やったー!終わった!」と祝杯をあげて終わりたい気持ちですが、今後の事を考えると、起きたこと体験したことから改善点を見つけないと、と思っていました。
そんな中、Facebookで知り合いの方がこんな記事をシェアしてくださっていました。
「成長する反省」できていますか? 世界のエリートが注目する『リフレクション』という手法 | コラム
私の頭の中、見てました?と言いたくなるくらいのタイミングの良さ!今日のブログの引用は全てこの記事からお借りしています。
リフレクション力とは?
上の記事によると、リフレクションってこういうことだそうです。
リフレクションとは、簡単に言えば過去を振り返って「誇りに感じたこととその理由」「苦労したこと」「次に同じことをやる場合、何を考えるか」の3つを考える、ということです。そしてリフレクション力とは、これらのことを振り返った際により深く掘り下げて、自分の中にある常識やパターンといったものを崩していく力のことを指します。
そして、イマイチな振り返りってこんな感じ。
- 「成功したのか失敗したのか」という観点だけで見る。なぜ成功したのかを分析しないままでは、次に同じような施策をした場合に成功する確率を上げられない。
- 犯人探しや責任の押し付け合い。
自分に落ち度があったとしても、単にダメだったと反省するのは違う気がします。そうではなくて、どうせ振り返るなら次回につながるような振り返りがしたいです。
振り返り=反省?ダメなことをクヨクヨするだけだと成長しなくない?
日本で「反省」というと、どうしても出来なかった事とか、ダメ出しとかネガティブなイメージがつきまとうのは何故なんでしょうか?
でも、実は当たり前だと思っている中には「こんな工夫をしたから上手くいった」ことや「予想を超えて上手くいった」ことも沢山あって、それを洗い出して再び味わうのって大事だと思います。
モノゴトは終わってみるまで上手くいくか分からないものも一杯あるなかで、やってみて「上手くいった」ことは「上手くいかなかった」のと同じくらい価値があるんじゃ?と最近思い始めています。
何より、ポジティブな事を思い出すのって元気が出ますし。元気を出して、次に進んでこその「成長」なのだと思います。
事前の目標が大事。
今回、事前に自分なりに「どうなったら自分は満足なのか?」「何を目指しているのか?」は考えていたつもりでしたが、簡単な言葉に集約させていたので、事後の評価がしづらく、目標としては弱かったかなぁと思っています。
自分としては、合宿に参加した子どもたちが「失敗することなんて、へっちゃら」「人は失敗するし、失敗することも楽しめる」ようになって欲しいと思っていました。なので、それを今回の合宿の子どもたちに対する目標にしていました。それって英語を学ぶうえで英単語を覚えるよりも大事な力です。
蓋をあけると、今年参加した子ども達はそんなに失敗を怖がらないタフな子が多くて、その目標はおおむね上手くいきましたが、いつも同じような性格の参加者というわけでもありません。結果の良し悪しに関わらず次に繋げる振り返りは必要です。
はっきりした基準を事前に作っておくことで、もう少し成果が出せたかもしれないし、振り返りもしやすかったなぁとちょっと反省です。
やってみることで、自分の常識が変わるって、すごく納得。
自分が常識だと思っているものやこれまでの概念を崩し、新しい考え方を構築していくことがリフレクションの目的の1つ。
リフレクションという言葉がどうして心に残ったかというと、この考え方に出会えたからです。なんだかモヤッと思っていたことを代わりに言ってもらえた気分です。
今回の合宿では、良くも悪くも自分がこうだろうと予測していた事と違うことが幾つもありました。どれもこれも、やってみないと分からなかったことです。
「予測する→やってみる→結果を見て考える」という繰り返しの中で、自分が勝手に当たり前と思っていたことに新しい情報が加わっていきました。今まで当たり前と思いこんでいたことにまた新しいことを書き足す、そんな風に成長していけたらなと思います。