片付かない人は物もあふれているが、やりたい事もあふれている。

片付かない人は物もあふれているが、やりたい事もあふれている。

住宅設備メーカーでインテリアコーディネーターをしていたので、考えてみると作った収納の提案は数百単位。好きでやっていた仕事だったので「収納」と聞くと、いまだにピン!とアンテナが立ってしまいます。

お片付けは永遠のテーマ。

「収納」とか「かたづけ」で検索すると、数限りなく情報が出てきますね。普遍的なテーマです。ということは未だに、これ!という決定的な解決法がないテーマだと言えます。

ただ片付けの上手い下手は、性分のようなところもあり、幼い時からキッチリと片付けが出来る人達がいます。潔癖と言えるぐらい規則正しく物を並べたり、ホコリひとつない状態をキープしている人もいます。自力でその状態を作る事ができるので、「片づけ方を教えてほしい」という人はこのグループにはあまりいなさそうです。

逆にどんなに散らかっていても、そんなに気にならない人もいます。このグループも「片づけ方を教えてほしい」にはならないように思います。

最も「片づけ方を教えてほしい」グループは、来客があったり一念発起して掃除をして、一時的に100%の満足を得るが、普段は60~80%位の片づけ満足度の人たちではないでしょうか。きれいに暮らしたいという欲求はあるので「もう耐えられない」と思う前には掃除をします。意外と片付いている部屋もあり、自分の最低限のレベル~まあまあの片付け度で普段暮らしているように思います。あの100%の状態が続くといいと望んでいるものの、色々な事情で上手くいっていないので、あれこれ片付け方を工夫する事になるのかなと想像しています。

よくテレビで「散らかった我が家を、プロといっしょにお片付け」的な企画をやっていますが、かなりの確率でリバウンドしているんじゃないかと思いませんか?私はかなり怪しいなと思っています。

では、このある程度きれいに暮らしている人たちは、どうして恒常的に片付いた状態にならないのでしょうか?

片付けられない時はやりたい事が24時間より多くないか考えよう。

私は片付けが上手いカテゴリーの人ではないので、いつもきちんとは片づけられません。どちらかというと最後の片付いていたり、散らかってきてイライラしたりのタイプです。ですが、収納のプロのなかでも「自分だって散らかっているときもある」白状している人を何人も見ているので、片付けのアドバイサーや収納の計画を立てる生業の人の中にも結構いるのではないかと思っています。

片付かない理由の一つは、よく言われていますが場所に対してモノが多すぎることがあります。「捨てられない」事の対処方法は様々あります。「捨てられない」対策については「断捨離」など様々な方法がありますね。

もう一つは、時間に対してやりたい事が多すぎるのが原因ではないでしょうか?

アイロンをかけようと思ったが、出かける時間になった。帰ってきてからやろうと思って、そのシャツは出しやすいところに置いておく。本を読んでいたら、途中で別の用事が入ったので机に置いて席を立った。その後次々と別の用事をしているうちに忘れてしまった。夜はくたくたで明日片づけようと思って、そのまま寝る。大体そのような生活の繰り返しです。どこかで片づける時間を取ればいいのですが、もっとやりたい事、やるべき事に時間を使ってしまって、いつも十分な時間がとれない、という構造です。

とすると、物が多すぎるという空間軸に加えて、他にやる事が多すぎるという時間軸に注目しないと、なかなか片付いてはいかないのではないでしょうか?

ある程度片付いているのなら、自分は片づけに時間を使うよりも、やりたい事をやったのだから仕方ないのだと思うのも精神衛生上大切かもしれません。または、すこし時間をやりくりして片づける時間を作っていくのも意識すべき点なのかもしれません。

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ニコ

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札幌市を中心に、英語レッスン、インテリア・収納のご相談を承っています。このブログは、ことば、暮らし、読み書きについて書いています。楽しく書いていきたいです。詳しいプロフィールはこちら。