【本】 「みんなの学校」が教えてくれたこと 本音でぶつかって本質を見つける

2月22日、映画「みんなの学校」を見てきました。

「みんなの学校」のモデル、大空小学校の校長の木村泰子先生がとても印象的な方でした。

ガツンと怒ったりします。でもとてもやさしい。大きな大きな木のような揺るがない強いやさしさです。

その揺るぎなさはどこから来るのか知りたいと思って、木村先生が書いた本を読んでみました。

「特別」をつけて排除しない。出来ない言い訳にしない。

大空小学校には、通常より多くの「障がい」を持つ子供たちが通っています。大声で話し続けたり、座っていられなくて走り回ったりする子もいますが、他の生徒たちは全く動揺したりせず、当たり前の事として受け止めています。

大空小学校の先生たちは思考錯誤する中で、特別支援教育から「特別」を取ってしまうことにしたそうです。

支援が必要な子と一緒にやっていくにはどうしたらいいか。先生も子ども達も、みんなで真剣に考え続けた結果、周りの子ども達も目を見張るほど成長したそうです。そして支援が必要な子どもも含めて、みんな「その子の”ありのまま”を大切にしながら、向上する」ことを目指すことにしたそうです。

この学校がどんな雰囲気かは、一言で語りつくせないのでぜひ映画を見てほしいのですが、日本中がこんな学校であればなぁと思います。

 

本音でぶつからなければ、本質は見えない。

教育とは何か。子どもの成長とは何か。そういった物事の本質を私は見つけたい。

木村先生が文中で言っている、この一言に尽きるのかもしれませんが、様々なエピソードを読んでいても、自分の経験から獲得した信念があるから一本筋が通っているのだろうなと思いました。

映画を見て、この本を読むと、映画の中で出てきた子供たちのその後、映画では語られなかった背景が書かれていて、さらによく理解できます。

「みんなの学校」は見終わった後に、たくさんの事を考えさせられます。考えるきっかけが出来た事、一言で感想など言えない所がこの学校を知る価値なのだと思います。

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